ArcGIS API for JavaScript バージョン 4.1 をリリースしました!

シンプルでパワフルに生まれ変わった ArcGIS API for JavaScript 4.x 系の最新バージョン 4.1 をリリースしました。今回のバージョンアップでは、サーバー サイドのレンダリング機能を操作可能になったほか、いくつかの機能が追加されました。以下では、本バージョンにおける新機能、機能拡張の一部をご紹介します。

ダイナミック レイヤー構成の刷新

バージョン 3.x 系でサポートされているダイナミック マップ サービス レイヤーのシンボルやラベル表示といったサーバー サイドのレンダリング情報をクライアント サイドで動的に変更する機能が、本バージョンからサポートされました。

バージョン 4.x 系では、新しくサブ レイヤー プロパティ(esri/layers/MapImageLayer.sublayers)が導入され、レンダリング機能の操作方法が刷新されました。マップ サービスに含まれるサブ レイヤーにはデフォルトでレンダリングやラベルなどが決められていますが、本バージョンで導入されたサブ レイヤー プロパティはマップ サービスのサブ レイヤーのプロパティを動的に書き換えることができるため、より柔軟にクライアント サイドでマップ サービスのレイヤーを構成できるようになります。

dinamicsublayers

ポップアップ アクションのデフォルトのアイコン画像の追加

ポップアップ アクション(esri/widgets/Popup.actions)は、フィーチャの属性情報を表示するポップアップに設定したアイコンのクリックで、独自に定義した関数を実行する機能です。ポップアップに紐付けられたフィーチャの値を利用した様々な操作が可能になります。本バージョンでは、ポップアップに表示するアイコンの画像を指定しなくても、デフォルトのアイコンが表示されるようになりました。

popup

その他の機能拡張/仕様変更

  • 新規レイヤーの追加:新しいレイヤーが追加されました。
    • 統合メッシュレイヤー(esri/layers/IntegratedMeshLayer):統合メッシュと呼ばれる建物や自然の 3D フィーチャを現実的なテクスチャで表現したデータを使用できるレイヤーです。Drone2Map for ArcGIS で作成した統合メッシュを Web アプリで共有可能になります。
    • CSV レイヤー(esri/layers/CSVLayer):CSV ファイルにポイント データとして含まれる緯度経度または XY 座標を地図上に表示します。

       ※シーン ビュー、ベクタータイル、回転したマップの印刷はサポートされていません。

その他の更新情報や新機能については、ArcGIS for Developers の ArcGIS API for JavaScript 新機能(英語ページ)をご参照ください。

■関連リンク

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