(注:本記事は米国 Esri 社のブログ記事「What’s New in Web AppBuilder for ArcGIS (December 2016)」を ESRIジャパン株式会社にて翻訳したものです)
先日、12 月 15 日に Web AppBuilder for ArcGIS(ArcGIS Online 版)をバージョンアップしました。このバージョンアップでは、UX の向上に焦点を当てたウィジェットの機能強化が進められています。
ウィジェットの機能向上:
・データ追加ウィジェットは ArcGIS Online 組織サイトで構成したグループの追加をサポートしたほか、シェープファイルや CSV、GPX、GeoJSON 形式のローカル ファイルをレイヤーとして追加できるようになりました。
・属性テーブル ウィジェットはアタッチメントを表示できるようになりました。
・ベースマップ ギャラリー ウィジェットは実行時に ArcGIS Online 組織サイトに設定されているベースマップ ギャラリーと同期する新しいオプションが追加されました。また ArcGIS Online 組織サイトで構成されたグループからベースマップをインポートすることもできます。
・座標ウィジェットは座標の表示順序を選択可能になりました。
・ルート案内ウィジェットは構成画面にてあらかじめ始点と終点のストップを設定できるようになったほか、移動モードに使用するサービスの URL が設定されていないときは実行時に標準の移動モードを使用するようになりました。
・地域検索と近隣検索ウィジェットに [検索ソースの設定] オプションとマップ上で位置を特定するための、[場所の設定] ボタンが追加されました。
・フィルターとクエリ ウィジェットは [前の条件式でフィルター処理した値] に加えて、[他のすべての条件式でフィルター処理した値] から値を絞り込めるようになりました。
・インシデント解析ウィジェットに [インシデント] と [インシデントの特定] ラベルを構成する新しいオプションが追加されました。また、気温や風速の単位を選択できるようになりました。
・情報サマリー ウィジェットはレンダリングをもとにフィーチャをグループ化できるようになりました。
・クエリ ウィジェットは関連テーブルに対してクエリを行う際、すべての関連するフィーチャをマップ上にハイライトし、パネルにリストとして表示する機能が追加されました。また、マップ上のクエリ結果をハイライトするシンボルを実行時に変更できるようになりました。
・状況認識ウィジェット はスナップショットを作成可能になったほか、フィーチャ数を各タブに表示する機能や、ポリゴンに加えてポイントとラインの保存機能などが追加されました。
・スマート エディター ウィジェットはキャッシュ レイヤーを非表示にしました。これにより、レイヤー リストと凡例ウィジェットにキャッシュ レイヤーが表示されることはなくなりました。
・スプラッシュ ウィジェットはパネル内の上または中央へのコンテンツの配置を選択可能になりました。
・サマリー ウィジェットに更新間隔を設定するオプションが追加されました。
・範囲の移動ウィジェット が新しく追加されました。前または次に表示した範囲にマップの表示範囲を移動します。
その他の機能向上:
・アプリのタイトルをクリックするとアプリのアイテム ページを開く新しいショートカット オプションがビルダーに追加されました。
・プラトー テーマは長文のタイトルをサポートしました。
・Web マップの選択はコンテンツの更新をサポートしました。
・シンボル選択はポイントのシンボルとしてカスタム画像をサポートしました。
・リッチ テキスト エディターに新しく HTML ソースの表示機能といくつかのフォントが追加されました。新しく追加されたフォントは、属性タブからアプリのタイトルを定義する際にも使用可能です。
・任意のフィーチャまたは地点にマーカーを追加・削除できるようになりました。
・関連レコードがポップアップに表示されるようになりました。
■関連リンク
・Web AppBuilder for ArcGIS 製品ページ
・ArcGIS API for JavaScript 製品ページ