Collector for ArcGIS がアップデートしました

ArcGIS Online で使える現地調査アプリ Collector for ArcGIS のバージョン 17.0.1(iOS、Windows)、17.0.2(Android)が、それぞれ 2017 年 6 月 2 日、6 月 9 日にリリースされました。本ブログ記事では、今回のバージョンで追加された主な機能についてご紹介します。

※バージョンの表記について
これまでのバージョンの表記は 10.X でしたが、今回のバージョンアップ
から ArcGIS Runtime SDK で開発されたモバイル アプリ(Collector や Explorer など)のバージョン番号が統一され、「西暦下 2 桁」.「メジャー バージョンアップ番号」.「マイナー バージョンアップ番号」の表記方法に変更されました。

GPS で取得した位置を平均化

GPS 受信機を使用して取得した座標値を平均化し、その位置にポイントを作成することができるようになりました。位置を平均化する回数は指定することができます。この機能により、ある瞬間精度の低い位置情報を取得したとしても、位置が補正されるため、位置の精度を向上、改善することができます。

添付画像のファイル名変更

調査地点で写真などの画像を添付する際に、ファイル名を変更できるようになりました。添付した複数枚の写真を区別したり、調査後の写真を整理する際に便利です。

オフライン用ベースマップの SD カードへの保存をサポート(Android のみ)

オフラインで使用するためにダウンロードするベースマップの保存先を、端末の内部ストレージか SD カードかを選択できるようになりました。端末のストレージ容量には上限がありますが、この容量を圧迫することなく、ベースマップを保存しておくことができます。端末に SD カードが挿入されている場合、Collector の設定画面でベースマップの保存先を変更することができます。

その他、機能の改善や不具合の修正が行われています。ぜひ最新の現地調査アプリ Collector をご利用ください!

■関連リンク

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