今回は、ArcGIS Online でコンテンツを探す際に便利な、Living Atlas についてご紹介します!
Living Atlas とは?
Living Atlas をご存知でしょうか?まだ比較的新しい取り組みですが、ArcGIS Online のギャラリー ページなどで名前を目にしたことがある、という方も多いのではないでしょうか。
Living Atlas とは、ArcGIS Online で公開されている大量のデータの中から、高品質で信頼できるコンテンツのみを集め、紹介している米国 Esri 社のコンテンツ カタログです。米国 Esri 社をはじめ、パートナー企業やユーザーが提供するさまざまなマップやアプリ、レイヤーが登録されており、ArcGIS ですぐに利用することができます。また、日本に限らず、世界各国のコンテンツが揃っています。
Living Atlas のメリット
Living Atlas を使うメリットとして、以下の 3 つがあります。
1.信頼できるコンテンツを見つけることができる
ArcGIS Online でコンテンツを検索する際、こんな経験をしたことはありませんか?
・検索結果の中に、アイテムの説明が十分に記載されていないものや、提供者のプロフィールが公開されていないもの、出典が不明のもの、作りかけのものなど、利用に適していないデータが含まれている。
・検索結果の中に、タイトルや内容が類似したコンテンツが多くあり、何が違うのか、どれを選べばいいのかわからない。
Living Atlas では、このような問題で困ることはあまりありません。一定の基準を満たす、選ばれたコンテンツのみが登録されているため、安心して、すぐにコンテンツを利用することができます。
2.登録コンテンツは常に変化する
Living Atlas(生きている地図帳)という名前のとおり、Living Atlas に登録されるコンテンツは日々変化します。新しいコンテンツが追加されていくのはもちろんですが、登録されているコンテンツは定期的に品質の見回りチェックを受け、必要であれば更新、修正、削除されます。コンテンツの数だけではなく、質も重視しているのが、Living Atlas の特長です。
3. 無償のコンテンツが多数
Living Atlas に登録されているコンテンツのほとんどは、無償で利用できるものばかりです。有償(ArcGIS Online サービス クレジットが発生)の場合には、アイテムの説明に「プレミアム」と表示されており、利用前に確認することができるので安心です。
まずは触ってみよう!
Living Atlas にどんなコンテンツが登録されているのか気になった方は、まずは気軽に覗いてみてください。こちらの Livingatlas カタログ ページ では、ArcGIS 製品をお持ちでない方でも*、Living Atlas のコンテンツを検索し、中身を閲覧することができます!
*一部のコンテンツ(サブスクリプション コンテンツ、またはプレミアム コンテンツ)の閲覧には ArcGIS Online アカウントでのサイン インが必要です。
製品から直接アクセスも可能
すでに ArcGIS 製品をお持ちの方は、製品から直接 Living Atlas にアクセスし、コンテンツを検索し、ご自分のマップへ簡単に追加することが可能です(要サイン イン)。
例:ArcGIS Online の場合
マップを開き、[追加] → [Living Atlas レイヤーの参照] の順にクリックします。
[Living Atlas レイヤーの参照] ダイアログ ボックスが開きます。フィルターやマップの範囲を使用してレイヤーを検索し、レイヤーが見つかったら、[マップへの追加] をクリックして追加します。
例:ArcGIS Pro の場合
[カタログ] ウィンドウの [ポータル] タブから Living Atlas コレクションを選択します。コンテンツを検索し、使用するコンテンツが見つかったら、タイトルの上で右クリックし、マップ、またはシーンやレイヤーとして追加します。
まとめ
Living Atlas を利用することで、高品質で信頼できるコンテンツを簡単に検索、利用することができ、とても便利です。今後、ESRIジャパンでは、日本のユーザーの皆さまにご利用いただける Living Atlas コンテンツの整備・拡充に取り組んでいきますので、ぜひご期待ください。また、Living Atlas には、ユーザーの皆さまがお持ちの優れたコンテンツもご提供いただけます。「Living Atlas に登録し、より多くのユーザーに使ってもらいたい!」というコンテンツをお持ちの方は、ぜひ申請をお願いいたします。
おすすめの Living Atlas コンテンツや、コンテンツの提供申請方法については、当ブログでも順次ご紹介していきます!
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