ArcGIS Desktop では世界地図を正二十面体に投影するフラー図法という投影法をサポートしています。ArcGIS Pro でフラー図法の世界地図を作って印刷して組み立てると、正二十面体の地球を簡単に作ることができます。今日は ArcGIS Pro を使ったペーパークラフトの作成方法をご紹介します。
作り方
ArcGIS Pro から 正二十面体の台紙を印刷しよう
まずは ArcGIS Pro でフラー図法の世界地図を作成します。
① ArcGIS Pro を起動し、[コンテンツ] ウィンドウで、[マップ] を右クリックして、[プロパティ] を開きます。(新規にプロジェクトを作成した人は、[挿入] タブから [新しいマップ] をクリックして、マップを追加します。)
② [マップ プロパティ] で [座標系] を選び、検索欄で 「フラー」と検索して、「フラー図法 (Fuller)」を設定します。
③ [マップ] タブで [全体表示] を行います。
④ [挿入] タブ → [新しいレイアウト] から印刷したい用紙サイズの横向きのレイアウトを用意し、[マップフレーム] をクリックします。必要に応じて、挿入されたマップの大きさを変更します。
⑤ [共有] タブ → [印刷] をクリックして、印刷します。
ペーパークラフトを作ろう
いよいよペーパークラフトを行います。ペン、定規、カッター、のり、工作マットなどを用意してください。
① 印刷した地図で貼り合わせる場所を確認します。正三角形の形が分かるように定規を使って線を引いていくと、貼り合わせる場所や折り目が分かります。貼り合わされる場所の組み合わせは下の図の通りです。
② カッターでのりしろを残して切り取っていきます。この時に貼り合わせやすくするために折り目を入れておくとよいでしょう。
③ のりしろにのりをつけながら貼り合わせていきます。すべて貼り合わせたら完成です。
ちなみにキューブ図法を使用すると、正方形の地球を作ることもできます。
いかがでしたでしょうか。今回はフラー図法やキューブ図法といった変わった投影法を使ってペーパークラフトを作成する方法をご紹介しました。皆さんもぜひ作ってみてはいかがでしょうか。
投影法や座標系について学ぶ
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