ArcGIS API for JavaScript バージョン 4.8 およびバージョン 3.25 をリリースしました!

LayerView クエリのフルサポート

ArcGIS API for JavaScript の最新バージョン 4.8 およびバージョン 3.25 をリリースしました。以下では、本バージョンにおける新機能、機能拡張の一部をご紹介します。

バージョン 4.8

WebGL ラベリングのサポート

地図を 2D で描画する MapView (esri/views/MapView) で WebGL を有効にしたとき、ポイントおよびポリゴンのフィーチャ レイヤーCSV レイヤーにラベルを表示することが可能になりました。

WebGL ラベリングのサポート

シーンの機能向上

3D で地図を描画する SceneView (esri/views/SceneView) や 3D オブジェクトを描画するシーン レイヤー (esri/layers/SceneLayer) に以下の機能向上が行われました。

  • 背景のカスタマイズ: これまで大気や星が表現されていた SceneView の背景をカスタマイズすることが可能になり、Web サイトのスタイルに合わせて背景を設定できるようになりました。
  • 地下のナビゲーション: ローカル シーンに制限されていた地下のナビゲーションが、グローバル シーンでも可能になりました。
  • シーン レイヤー: 数千フィーチャに制限されていたポイント数が数万のフィーチャを持つポイント データを追加してもパフォーマンスを維持したまま描画することが可能になりました。

シーンの機能向上

ヒートマップ レンダラーの追加

ポイントの密度を表現するヒートマップ レンダラー (esri/renderers/HeatmapRenderer) が追加されました。

ヒートマップ レンダラーの追加

LayerView クエリのフルサポート

クライアント上で実行される LayerView (esri/views/layers/LayerView) のクエリ機能は、空間的なクエリや統計クエリを含むサーバーサイド クエリと同等のすべてのクエリ操作をサポートしました。LayerView で実行されるクエリは高速な UX を提供し、インタラクティブにデータを探索するアプリケーションの作成を可能にします。

LayerView クエリのフルサポート

その他の拡張機能/仕様変更

  • ブックマーク ウィジェットの追加: 特定の地点へ地図の表示範囲をナビゲートするブックマーク ウィジェット (esri/widgets/Bookmarks) が追加されました。
  • 描画ツールの機能向上: SketchViewModel (esri/widgets/Sketch/SketchViewModel) に拡大縮小と回転がサポートされたほか、グラフィックの交差や重なりを検出するためのイベントがいくつか追加されました。

バージョン 3.25

関連性レンダラーの追加

サービスに含まれるデータをもとに最適なレンダリングを作成するスマート マッピング (esri/renderers/smartMapping) に createRelationshipRenderer() メソッドが追加されました。2 つの数値フィールド間の潜在的な関連性を表現するレンダラーを生成します。

その他の更新情報や新機能については、ArcGIS for Developers の ArcGIS API for JavaScript 新機能 (英語ページ) (バージョン 4.8 / バージョン 3.25) をご参照ください。

■関連リンク

ESRIジャパン Web サイト:
ArcGIS API for JavaScript

Esri 社(米国)Web サイト:
ArcGIS API for JavaScript (バージョン 4.8)
ArcGIS API for JavaScript (バージョン 3.25)