内閣府が推奨しているオープンデータの公開への取り組み。自治体としてもやらねば・・・とは思っていてもなかなか予算も手間もかけられないですよね。
そこで朗報です! ArcGIS Online を購入すれば付属する機能で、開発することなくすぐにサイトを構築することができます!また、ArcGIS Desktop 保守有効であれば ArcGIS Online の 1 人の指定ユーザーが付属するため、ArcGIS Desktop ユーザーでもご利用いただけます。
これまでシリーズで紹介してきた ArcGIS によるオープンデータへの取り組みをご覧ください。
・ArcGIS Open Data で作成した内閣官房推奨データセットカタログサイトを紹介します!
ArcGIS Online ではポータル サイトを構築するための機能があり、サイト名の設定、データを公開する組織サイト内のグループの指定、サイトのデザイン設定など、わずかなステップでオープンデータ用の Web サイトを公開することができます。Web サイトのレイアウトも、ウィジェットを追加して配置を変更したり、コードを記述してデザインを設定したりすることもでき、柔軟に変更できます。
住民に公開したいデータに「タグ」をつけ、一般公開にするだけの簡単なステップでデータを公開することができます。
今回は簡単な作業の流れを紹介します。
オープンデータサイト構築のフロー
ステップ 1
- ArcGIS Online の組織ページへサインインし、[組織] タブの [概要] にある [サイト設定] をクリックします。
- 左パネルの [オープンデータ] をクリックし、[オープンデータの有効化] をクリックし、保存します。
ステップ 2
- [オープンデータ グループ] 項目にある [自分専用に作成] ボタンをクリックします。
- 公開するコンテンツを格納するグループを作成します(あらかじめ作成しておいたグループを指定することもできます)。
ステップ 3
- [サイトの管理] ボタンをクリックし、サイト マネージャーを開きます。
- サイト マネージャーの [新規サイトの作成] ボタンをクリックします。
- ページ構成を設定し、デザインを設定していきます。
ステップ 4
- サイト エディターの [保存] をクリックします。
- [構成] タブに移動し、[共有 (必須) ] の [一般ユーザーと共有] をクリックし、サイトを公開します。
データを公開するフロー
1. ArcGIS Online の [コンテンツ] からアイテム詳細を開き、サムネイル、説明など他者に分かりやすいよう情報を入力します。
2.アイテム詳細ページの [タグ] にオープンデータ カタログサイトのカテゴリに該当するタグを設定します。この場合は、上記動画の「観光施設」と同じタグを入れます。
3.データの公開範囲をオープンデータ用グループと [すべての人に公開 (パブリック)] のチェックボックスをオンにします。
簡単な流れをご説明しましたが、オープンデータ カタログサイト作成の詳細な手順は「ArcGIS Open Data スタートアップ ガイド」をご参照ください。
ArcGIS Online は、ArcGIS Desktop に 1 人の指定ユーザーが付属します。ArcGIS Desktop ユーザーの方で保守が有効であれば、お持ちのライセンスで運用をスタートできます。また、ArcGIS Online の指定ユーザーを単独で購入することもできます。詳細は是非お問合せください。
次回は、ArcGIS Open Data で公開したオープンデータを活用するアプリの作成方法についてご紹介します。
■関連リンク
・GIS 基礎解説: オープンデータ
・業種別ページ: 情報公開 GIS ソリューション
・製品ページ: ArcGIS Online