ArcGIS ではじめるオープンデータ活用!ノンコーディングでアプリ作成をしましょう!

オープンデータに関する記事の第五弾です。

オープンデータの現状と ArcGIS での対応について

ArcGIS によるオープンデータカタログサイトの事例

ArcGIS Open Data で作成した内閣官房推奨データセットカタログサイトを紹介します!

自治体職員の方に朗報! ArcGIS Online があればオープンデータ サイトは構築できます!

これまでの記事をお読みいただくと、ArcGIS を用いてオープンデータをすばやく公開できることがおわかりになったかと思います。オープンデータを公開すると住民はその情報を「見る」ことはできますが、データ活用、すなわち二次利用することではじめてオープンデータの価値が生まれます。

今日のオープンデータ政策においては、このオープンデータの利活用を通した地域課題の解決や新ビジネスの創造が重要視されています。これを受けて、今回はオープンデータを活用したアプリ作成についてご紹介します。

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このアプリは以下の著作物を改変して利用しています。
「AED 設置箇所一覧 (防災・安全安心情報)」、宇都宮市、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス表示 2.1
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ArcGIS におけるアプリ作成

アプリ開発にはプログラミング言語の習得が必要と感じる方が多いと思いまが、ArcGIS ではプログラミング不要でアプリを作成できる機能をいくつかご用意しています。その中でも、簡単に高機能なアプリを作成することができる Web AppBuilder for ArcGIS がおすすめです。直感的な操作でアプリを作成することができるため、気軽にアプリ作成を始めることができます。Web AppBuilder for ArcGIS は、ArcGIS Online をお持ちのお客様であれば、すぐにお使いいただけます。以降、本記事では Web AppBuilder for ArcGIS を用いたオープンデータを活用したアプリの作成をご紹介します。

アプリ作成の流れ

Web AppBuilder for ArcGIS を用いたアプリ作成の流れを以下の画像で示しています。

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ステップ1:Web マップの作成

Web マップは、オープンデータカタログのアイテム詳細ページから作成することができます。例として、AED 設置箇所一覧のデータから Web マップを作成します。

  1. オープンデータカタログへアクセスして、[宇都宮市のAED設置箇所一覧] をクリックします。
  2. [宇都宮市のAED設置箇所一覧] のアイテムリンクをクリックします。3
  3. [宇都宮市のAED設置箇所一覧] の詳細ページが開くので、[Web マップの作成] をクリックします。4
  4. マップが開きます。コンテンツ ウィンドウではシンボルの変更などが行えます。
  5. マップを保存します。5

ステップ2:Web アプリの作成
  1. [共有] をクリックします (ArcGIS Online へサイン インした状態でないと [共有] は表示されません)。
  2. 共有ダイアログで [Web アプリの作成] ボタンをクリックします。
  3. 新しい Web アプリの作成ダイアログで [Web AppBuilder] タブをクリックして、デフォルトの設定のまま [開始] をクリックします。67

  1. Web AppBuilder for ArcGIS のアプリ作成画面が開きます。テーマから画面設計を選択できるなど直感的でわかりやすいユーザー インターフェイスになっているため、手軽にアプリを作成することが可能です。8
    このアプリは以下の著作物を改変して利用しています。
    「AED 設置箇所一覧 (防災・安全安心情報)」、宇都宮市、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス表示 2.1
    http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/
  2. [ウィジェット] タブに移動し、ウィジェットを追加します。例として、[ルート案内] ウィジェットを追加します。
  3. [ウィジェット] タブに移動し、[ウィジェット 1] をクリックします。
  4. [ルート案内] を選択して、[OK] をクリックします。
  5. デフォルトの設定のまま [OK] をクリックします。9
  6. [保存] をクリックします。10

以上がアプリ作成の流れです。より詳しい手順については ArcGIS Open Data スタートアップガイドをご覧ください。

オープンデータを活用したアプリ

ここで、弊社が作成したオープンデータを活用したアプリをご紹介します。いずれのアプリも、Web AppBuilder for ArcGIS を用いて作成したものです。弊社のオープンデータカタログサイトにアクセスしてページを下にスクロールすると [オープンデータ活用例] と題して 7 つの活用アプリを公開しています。11

このなかから、救急アプリ (栃木県宇都宮市) をご紹介します。このアプリは栃木県宇都宮市の AED と医療機関を検索するアプリです。宇都宮市が公開している [AED 設置箇所一覧]、[公的医療機関一覧] のオープンデータを使用しています。下の画像では、JR 宇都宮駅から栃木県庁までのルートから 300m の範囲にある AED の場所を検索しています。いかにも手が込んでいるかのように感じるアプリですが、構想の時間は除いて、作成するためにかかった時間はわずかです。このように、作業時間を圧縮することができるのも、Web AppBuilder for ArcGIS の強みです。12

このアプリは以下の著作物を改変して利用しています。
「AED 設置箇所一覧 (防災・安全安心情報)」、「公的医療機関一覧 (防災・安全安心情報)」、
宇都宮市、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス表示 2.1
http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/

今回は Web AppBuilder for ArcGIS を用いたオープンデータ活用アプリ作成についてご説明しました。ご説明した通り、ArcGIS Open Data を用いてオープンデータを行う場合、Web アプリの作成はオープンデータカタログから行うことができます。オープンデータは公開するだけでなく、利活用も重要視されていますので、利活用の基盤も提供する ArcGIS Open Data (ArcGIS Online) は最適です。

オープンデータに関する記事も、次回の記事でいよいよ最終回となります。次回は、より先進的な海外の事例をご紹介します。

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