Survey123 for ArcGIS バージョン 3.8 (2020 年 1 月アップデート) の新機能情報

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調査票形式の現地調査アプリである、Survey123 for ArcGIS が 1 月 22 日に Ver. 3.8 へバージョン アップしました。本バージョン アップでは、主にフィーチャ レポートに関する機能が強化されました。

Survey123 のフィーチャ レポート機能とは?

Survey123 で収集した調査結果のデータと、あらかじめ Microsoft Word で作成したレイアウトを組み合わせて、Survey123 Web サイト上で帳票 (レポート) を出力できる機能です。

フィーチャ レポート

Survey123 Web サイトの [データ] タブ → [フィーチャ レポート] からアクセスでき、出力するレイアウトは [テンプレートの管理] で設定することができます。

フィーチャ レポート出力

※ 1 フィーチャ レポート (1 レコード) の作成につき 2.5 クレジットを消費します。

バージョン アップに伴うフィーチャ レポートの新機能、機能改善

PDF の出力形式をサポート

Word に加えて PDF の形式でもレポートを出力することが可能になりました。

PDF 出力

プレビュー モードの追加

出力するレポートをプレビュー出力することが可能になりました。この方法ではクレジットを消費せずに、作成したレイアウトでレポートを出力した場合のサンプルを確認できます。自動的に PDF で作成されます。

プレビュー モード

プレビュー モードで作成したレポートには、「Sample Report」の透かし文字が挿入されます。

プレビュー サンプル
さまざまな種類の演算子や構文をサポート

レポートのテンプレートにある決まった演算子や構文を加えることで、書式を定義したり、出力する値を調整したりできます。たとえば水質調査で pH_decimal1 というフィールドに pH 値が小数点第 2 位以下で結果が入力されている場合、レポートのテンプレートに「round」を用いることで、小数点第 1 位の数値に丸めることができます。

${pH_decimal1 | round:1}

バージョン アップにより、新たに下記の演算子や構文が利用可能になりました。

演算子、構文のサポート

詳細はヘルプのフィーチャ レポート テンプレートをご覧ください。
簡単なレイアウト、比較的少量のレコード数であれば、フィーチャ レポートの機能はすぐに帳票を出力でき便利です。調査票の作成から帳票の出力まで Web で完結する Survey123 をぜひご活用ください。

■関連リンク
Survey123 製品 ページ
Survey123 for ArcGIS ヘルプ