様々な地理情報を可視化、解析するための豊富な機能を提供している ArcGIS Pro 2.6 が 9 月 10 日にリリースされました。これまで数回にわたり、シリーズとして新機能をご紹介してきましたが、本ブログではマッピングとビジュアライゼーションの新機能についてご紹介します。
2 変量色シンボル
新たに追加された 2 変量色シンボルを使用して、フィーチャ レイヤーの値を視覚的に比較できるようになりました。2 変量色シンボルはデータの最大値と最小値を強調したり、データの関係性をマップ上で可視化したりするのに最適なシンボル表示です。また、このシンボルをサポートするために、ArcGIS カラー システム スタイルに新しい配色が追加されました。
歩行者視点のナビゲーション
3D シーンの中を歩いているかのように歩行者目線でカメラを操作できる、歩行者視点のナビゲーション モードが追加されました。移動中は一定の高度が維持され、マウスのホイールなどで移動速度を調節してユーザーが実際にその場にいるかのようにシーン内を探索できます。以下の例では、ローカル シーンに追加したRevit データの中を歩行者視点のナビゲーション モードで移動しています。
ポップアップの構成
ポップアップの構成に様々なオプションが追加されました。エレメントを分割して横並びに配置したり、エレメントの周りに任意の色と太さの境界線を追加したりできるようになりました。他にもエレメントの配置や画像の表示など、今までになかったオプションが複数追加されています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回ご紹介した機能以外にも、ArcGIS Pro 2.6 では様々な機能が新たに追加され、既存の機能も改善されました。詳細については新機能ページをご参照ください。
また、ArcGIS Pro をお持ちでない場合は、トライアル版でお試しいただけます。この機会にますますパワーアップした ArcGIS Pro をぜひご利用ください!
次回の ArcGIS Pro 2.6 の新機能ブログでは、リンク チャート機能をご紹介します。
関連リンク
・ArcGIS Pro 2.6 新機能:トレース ネットワークのご紹介!
・ArcGIS Pro 2.6 新機能:マップグラフィックス機能をご紹介します!