2021 年 2 月 10 日に ArcGIS Pro 2.7 をリリースしました。
ArcGIS Pro 2.7 では、外部の GNSS (GPS) デバイスと接続し、デバイスの位置情報を ArcGIS Pro 上で利用できるようになりました。
デバイスとの接続
デバイスとコンピューターの接続には、Bluetooth または GNSS 互換ケーブルを使用します。コンピューターとデバイスの接続が確立されていると、ArcGIS Pro において、[オプション] → [デバイスの位置] から利用可能なデバイスを選択できます。
位置情報の利用
マップ、またはシーンを表示し、[表示] タブ → [位置の有効化] をクリックします。マップ上にデバイスの位置が表示されます。[位置の詳細] をクリックすると、[デバイスの位置] タブ、[デバイスの位置] ウィンドウが表示されます。マップ上の位置シンボルは、デバイスの位置に連動して移動します。
[デバイスの位置] ウィンドウでは、位置の詳細情報や、衛星の信号強度、衛星の位置などを確認することができます。
位置情報を利用したデータの作成
トラッキングを開始して、ログをポイント フィーチャとして保存することが可能です。
ポイント フィーチャとして保存する際には、[GPS メタデータ フィールドの追加] ジオプロセシング ツールを実行して、属性テーブルにフィールドを追加しておくと、自動的にフィールドに GNSS (GPS) デバイスにおいて受信したメタデータが属性情報に保存されます。
さらに、GNSS (GPS) デバイスから取得された位置情報を使用して、編集作業を行うことも可能です。
ArcGIS Pro をデフォルトの指定ユーザー ライセンスで利用している場合、インストールするデバイスの数には制限がありません。そのため、ArcGIS Pro の権限を割り当てられているユーザーは、オフィスで利用する PC とは別に、ノート PC やタブレット PC (Windows OS) へ ArcGIS Pro をインストールして屋外で利用していただくことも可能です。
ArcGIS Pro と GNSS (GPS) デバイスを接続して、屋外調査に活用してみてはいかがでしょうか?
3 月 10 日 (水) には、「ArcGIS Pro 2.7 新機能ハイライト ~ArcGIS 活用ウェビナー~」において、新機能についてデモンストレーションを交えてご紹介します。お申し込みの上、是非ご参加ください。
■ 関連リンク
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