これまで、現場作業者向けのオールインワンのマッピング アプリとして ArcGIS Field Maps がリリースされてきました。また、現在は ArcGIS Field Maps と ArcGIS QuickCapture に備わっている位置情報を共有する機能が、今後は ArcGIS Survey123 で利用可能になる予定で、現場作業者向けのアプリには多くの新しい機能が追加されています。
目次
変更されるライセンス
6月22日 (日本時間) に予定されている ArcGIS Online のアップデート、および 7 月にリリースが予定されている ArcGIS Enterprise において、フィールド アプリに関するライセンスの一部が変更されます。
Field Worker ユーザー タイプが Mobile Worker ユーザー タイプに
Field Worker ユーザー タイプの名称が Mobile Worker ユーザー タイプに変更になります。機能としての変更はなく、Mobile Worker ユーザー タイプを使用して、引き続きフィールドでの作業をするために必要な機能とアプリをご利用いただけます。
この変更は自動的に行われ、お客様が特別な操作をする必要はありません。
Location Sharing ユーザー タイプ エクステンションの導入
組織がモバイル作業者の位置情報を共有する必要がある主な理由として、作業者の安全性、規制、オフィスと現場の同期性などが挙げられます。新しい Location Sharing ユーザー タイプ エクステンションは、任意のユーザー タイプ* と組み合わせることで、アプリの位置情報共有機能を強化することができます。位置情報共有機能は、現在 ArcGIS Field Maps と ArcGIS QuickCapture で対応しています。
*備考: Location Sharing ユーザー タイプ エクステンションは、Mobile Worker ユーザー タイプ (以前の Field Worker ユーザー タイプ) に含まれます。
Location Sharing ユーザー タイプ エクステンションの導入に伴い、ArcGIS Tracker アプリのアドオン ライセンスは廃止されます。** ArcGIS Tracker アプリのアドオン ライセンスを保有している場合、更新まで継続してアクセスできますが、その場合は Location Sharing ユーザー タイプ エクステンションを使用する必要があります。
**備考: この変更は ArcGIS Enterprise 11 より前のバージョンで ArcGIS Tracker アドオン ライセンスを使用しているお客様には影響がありません。
※上記の内容は米国 Esri 社のブログ記事「Field Apps Licensing Changes in 2022」を翻訳・加筆したものです。