はじめに
令和 5 年 (2023 年) 6 月 29 日からの大雨の影響で、福岡県・佐賀県を流れる筑後川で氾濫が発生し、浸水の被害が確認されました。
今回の氾濫による浸水範囲を把握できるデータが、国土地理院より浸水推定図として発表されています。ArcGIS 上で本データをすぐに活用できるように ESRIジャパンで変換をした後、ArcGIS Online 上に公開しました。
浸水推定図について
公開した浸水推定図は以下の画像をクリックしていただくと、ArcGIS Online のマップのページにアクセスし確認することができます。
※画像をクリックすると ArcGIS Online のマップのページにアクセスします
この情報は、国土交通省災害対策用ヘリコプターが 7 月 10 日 17 時頃に撮影した画像および標高データを用いて、浸水範囲を表現したデータです。撮影時点における情報のため、浸水したと推定された範囲以外でも実際には浸水被害がある可能性があります。また、浸水していない範囲でも浸水範囲として推定されている部分があります。
過去の災害情報について
今回氾濫した筑後川は、令和 2 年(2020 年)の 7 月にも氾濫しています。その際の浸水推定図も ArcGIS Online 上に公開しているため、今回の浸水推定図と重ね合わせを行うことができます。
令和 2 年の 7 月のものと重ね合わせていただくことで、浸水範囲がどのくらい一致しているかを確認することができます。
また、ArcGIS Online 上には過去の災害の情報だけでなく、浸水想定区域などの防災に関する情報も公開されております。以下の画像は、洪水浸水想定区域と重ね合わせをしたものとなります。
筑後川の氾濫について現況を把握されたい方、また様々な情報と重ね合わせてご覧になりたい方が本データを活用して、災害対策や復旧活動に役立てていただければ幸いです。