ArcGIS Urban では、スケッチ、分析、3D ビジュアライゼーション ツールを統合し、開発案やゾーニング等のモデリングや評価を行うことができます。
本ブログでは、2023 年 6 月 28 日 (日本時間 2023 年 6 月 29 日) のアップデートにおいて追加された主な新機能についてご紹介します。
目次
エンベロープの視覚化
ArcGIS Urban では、プラン エリアのゾーニングを 3D エンベロープで視覚化することができます。今回のアップデートでは、エンベロープの視覚化方法が改善されました。
エンベロープの表示/非表示
全てのエンベロープの表示・非表示の切り替えができるようになったほか、計画された開発に関するエンベロープのみを表示・非表示することができるようになりました。これにより関心のあるエリアのエンベロープのみを表示することが可能となります。
高さ指定のないゾーニングの表現
建物の最大高さの指定がされていないゾーニングに対して、その角に高さ方向に向かって自動的に点線が表示されるようになりました。
高さパラメーターが指定されていない区画に対して、明るい色の境界線に点線を追加することで、全体像に溶け込む透明な 3D エンベロープで表現することができます。
3D シーンのエクスポート
プロジェクト シナリオのエクスポート
既存のプラン シナリオのエクスポートに加えて、プロジェクト シナリオを Web シーンとしてエクスポートすることができるようになりました。これによりプロジェクト シナリオをカスタム アプリケーションや Web サイト、ArcGIS StoryMaps 等で使用できるようになりました。
Web シーンを VR 用にエクスポート
プロジェクトやプランのシナリオを Web シーンとして出力する際に、360 VR Experience として出力することができるようになりました。
360 VR の詳細については、ブログ記事 (英語) をご参照ください。
計測機能
距離や面積を計測する際、すべての線や点にスナップできるようになり、正確に計測できるようになりました。なお、キーボードの Ctrl キーを使用して一時的にスナップを無効化することで自由に計測することもできます。
ArcGIS Urban のリソース
その他の新機能については、リリース ノートをご参照ください。また、使い方に関する不明点や、チュートリアル等についてはリソースをご参照ください。