ArcGIS Stat Suite 令和 2 年国勢調査メッシュで、詳細な地域分析を!

令和2年国勢調査4次メッシュと6次メッシュの比較図

125m メッシュも!いよいよメッシュ別集計リリース!

令和 2 年(2020 年)国勢調査のデータは皆さんお使いでしょうか?ESRIジャパンでは、これまでに町丁・字等集計データ、基本単位区別集計データをリリースしてきましたが、まもなく、「ArcGIS Stat Suite 令和 2 年国勢調査メッシュ」をリリースします!従来の標準地域メッシュ 2 次メッシュ~ 4 次メッシュに加えて、5 次メッシュ(約 250m メッシュ)、6 次メッシュ(約 125m メッシュ)も新たに提供します。

令和2年国勢調査4次メッシュと6次メッシュの比較図
上図のとおり、6 次メッシュは、4 次メッシュの 16 分の 1 の大きさであり、従来よりもかなり細かい粒度で、人口や世帯数を把握することができます。

令和2年国勢調査_4次&6次メッシュ_外国人人口比較
上図は、外国人人口を 4 次メッシュ(左)と 6 次メッシュ(右)単位で地図化したものです。4 次メッシュでも、多くの方が想像できる通り、JR 大久保駅の周辺に外国人が多く住んでいることがわかりますが、6 次メッシュでは、その中でもどこに多く住んでいるのか?というようなことも把握できます。

経年比較がしやすいメッシュ別集計!

町丁・字等版と比べたメッシュ版のメリットは、調査の年次が変わっても、メッシュの位置が変わらず、経年比較がしやすいということです(ただし、平成 17 年調査まで提供されていた日本測地系メッシュ版とは位置が異なるため比較ができません)。

令和2年国勢調査_過去データと65歳以上人口比較
令和 2 年のデータを、過去のデータと並べて表示することも簡単にできます。上図は、平成 27 年国勢調査(左)と、令和 2 年国勢調査(右)の 65 歳以上人口を左右に並べたものです。しかし、横に並べただけでは違いがよくわからない…
という場合は…

令和2年国勢調査_過去データと65歳以上人口差分
標準地域メッシュコードは、過去から継続されていますので、令和 2 年データと過去のデータを標準地域メッシュコードで紐づけて差分や増減率を算出するということが簡単に行えます。上図は、65 歳以上人口の令和 2 年と平成 27 年の差分です。赤は 65 歳以上人口が増加したメッシュ、青は減少したメッシュです。杉並区や中野区の周辺では 65 歳以上人口が大きく減っているメッシュがあることがわかります。

本製品は、標準地域メッシュの境界地図データと、統計表を結合した状態でデータを提供しますので、すぐに ArcGIS でお使いいただけます。

「ArcGIS Stat Suite 令和 2 年国勢調査 メッシュ」は、近日リリース予定です。年収や消費などの各種推計データのメッシュ版も、今後順次リリースしていきますので、ぜひご期待ください!

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