Microsoft SharePoint 上のコンテンツをマッピング、検索するためのアドイン ArcGIS for SharePoint が 2024 年 6 月にアップデートしました。本バージョンでは、SharePoint サイトに Web パーツとして追加できるマップにおいて、ユーザー インターフェイス (UI) の大幅な刷新と、細やかな機能が追加されました。
マップ パーツの UI 刷新
SharePoint サイトに追加できるマップ パーツ内のボタンのデザインがモダンになりました。従来はボタンを個々に表示していましたが、1 つのバーにボタンを格納し、すっきりとした見た目に再設計されました。
特に [レイヤー] ボタンでは、マップに追加したレイヤーに対しさまざまな設定を行うことが可能ですが、以前のバージョンではアクセスしにくかった詳細な設定画面へ、パネル上部の各タブから簡単にアクセスできるようになりました。
他のボタンにおいても、パネル上部のタブを採用したり、クリックする領域を広げたり、わかりやすいアイコンを使用するなど、全体的な操作性が向上しました。
凡例の表示
SharePoint サイト編集時、[凡例カードの表示] をクリックして、マップ内に凡例を表示できるようになりました。凡例のタイトルを設定したり、カードを最小化したり、凡例に表示しないレイヤーをカード内から削除することもできます。サイト作成者が凡例を構成することで、閲覧ユーザーへサイト内のマップの主題を伝えることができます。
ナビゲーション ツール
最新の ArcGIS for Excel (リリース ブログにリンク) と同じく、[ナビゲーション ツール] が追加されました。マップ右下の [ホーム] ボタンをクリックした時の初期表示範囲を設定できるほか、初期表示範囲とは別に表示範囲を複数ブックマークしておくこともできます。サイト作成者が構成した初期表示範囲とブックマークを使用して、閲覧ユーザーがマップ表示範囲を切り替えることができます。
マップ内のボタンの表示/非表示
新機能ではありませんが、[ナビゲーション ツール] で紹介したマップ内に配置される [ホーム] ボタン等の各ボタンの表示/非表示は、[Web パーツの編集] をクリックして表示される設定メニューで簡単に切り替えることができます。サイト作成者は、マップ作成時や、閲覧ユーザーが利用できる操作や機能を自由に変更できます。
SharePoint サイトでマップを使いたい場合は、さらに使いやすくなった ArcGIS for SharePoint をぜひお試しください。