ArcGIS API for Flex および ArcGIS Viewer for Flex の最新バージョン 3.1 をリリースしました。
前回のバージョンアップでは、ArcGIS 10.1 for Server の新機能への対応がメインでしたが、今回のバージョンアップには ArcGIS API for Flex および ArcGIS Viewer for Flex 独自の新機能である、属性テーブルの表示やマップの回転、情報ウィンドウの機能向上などが追加されました。
以下では、バージョン 3.1 の新機能を抜粋してご紹介します。
■バージョン 3.1 の新機能
属性テーブルの表示
属性情報を一覧表示できるようになりました。また属性テーブルの情報を CSV ファイルにエクスポートしたり、属性テーブル上で選択したフィーチャにズームしたりすることもできます。
マップの回転(API のみ)
マップを自由に回転させて表示することができるようになりました。
情報ウィンドウの移動
属性情報を表示する情報ウィンドウを移動させることができるようになりました。
これまでは情報ウィンドウで地図が隠れてしまうと、地図を見るためには一旦情報ウィンドウを閉じなければなりませんでした。本バージョンから、情報ウィンドウの最上部をクリックしたままドラッグすることで、好きな位置に情報ウィンドウを移動させることができます。
情報ウィンドウでリレーション情報閲覧
対象のフィーチャが関連レコードと紐付いている場合、情報ウィンドウで関連レコードの情報も閲覧できるようになりました。
レイヤタイプの追加
これまで対応していなかった 3 つのレイヤタイプに対応しました。
・WebTiledLayer クラス(API のみ):ArcGIS for Server や OGC(Open Geospatial Consortium)のタイルマップでなくとも、Web 上でアクセスできるタイルマップがあればレイヤとして使用できるようになりました。
・CSVLayer クラス:Web 上に公開されている CSV ファイルをレイヤとして使用できるようになりました。
・GeoRSSLayer クラス:RSS 配信に地理的情報を付加した GeoRSS をレイヤとして使用できるようになりました。
WebTiledLayer クラスを使用(Mapbox の Terrain レイヤとの重ね合わせ)
CSVLayer クラスを使用して CSV 形式のポイントデータをマップ上に転換
その他の更新情報や新機能については ArcGIS API for Flex 新機能(英語)または ArcGIS Viewer for Flex 新機能(英語)のバージョン 3.1 の項目をご参照ください。
■関連リンク
ESRIジャパン Web サイト:
・ArcGIS API for Flex:http://www.esrij.com/products/arcgis/developer/arcgis-web-mapping/arcgis-api-for-flex/
・ArcGIS Viewer for Flex:http://www.esrij.com/products/arcgis/developer/arcgis-viewer/arcgis-viewer-for-flex
Esri 社(米国) Web サイト:
・ArcGIS API for Flex:http://resources.arcgis.com/en/communities/flex-api/index.html
・ArcGIS Viewer for Flex:http://resources.arcgis.com/en/communities/flex-viewer/index.html