以前の記事で、ArcGIS for Smartphones の位置情報付き写真を利用したサンプルコードを公開しましたが、今回は営業社員支援のための iOS(iPad, iPhone)デモムービーを公開しましたので、お知らせします。このデモムービー内のアプリケーションは ArcGIS Runtime SDK for iOS を使用して作成しています。
デモムービー:https://www.youtube.com/watch?v=TSPlZ_6iCts
・外出先で、その時近くにいる顧客を知りたい
・顧客の情報を現地で更新したい
・オフィスから外出中の営業社員の位置を把握したい
こんな要望に ArcGIS がお答えします。デモでは GPS 機能を搭載したスマートフォンなどを持った社員が顧客を効率的に訪問して情報を更新するシナリオになっています。
このデモのポイントは下記のようになっています。
1. 最寄りの顧客の検索と顧客先までのルートを検索
道路データを使って最寄りの施設を検索したり、現在地から指定場所までの最短ルートを検索したりすることができます。
2. 顧客情報(写真や関連書類)の確認、更新
顧客情報や施設の写真、契約書類など関連する情報を現地で閲覧、または、その情報を更新することができます。データはすべてサーバで管理されているので、現地で更新された情報はオフィスにいる社員がすぐに確認することができます。
3. 営業社員の位置を地図上で管理
営業社員の位置もサーバで管理されているため、営業社員(GPS)の位置が変化すると自動的にその位置がサーバにも更新されます。オフィスではたくさんの社員の位置を Web ブラウザ上の地図で管理することができます。
このデモでは下記製品を使用しています。
・ArcGIS for Desktop Standard
・ArcGIS for Server Standard(エクステンション:ArcGIS Network Analyst for Server)
・ArcGIS Runtime SDK for iOS
デモは iOS 用ですが、Android、Windows Phone 用の SDK も提供しているので、ArcGIS for Server で配信される地図やルート検索などの機能を様々な端末で利用することができます。また、この他にも多くの機能が用意されているので、各種業務の様々なシーンに最適化したモバイル GIS アプリケーションを効率よく作成することができます。