心臓発作や脳卒中といった心血管疾患は、日本人の死亡原因の上位にランクします。これは米国でも同様で、毎年80万人以上が心血管疾患で亡くなっているそうです。ところで、この心血管疾患は、遺伝的要因と居住地域の要因のどちらが強く作用しているか考えたことはありますか?アメリカ疫病予防管理センターでは、どの地域の、どのような特徴を持つ人が心血管疾患になりやすいかを閲覧できるアプリケーションを構築し、心血管疾患の予防に役立てようとしています。
10万人あたりの心臓疾患患者数を色分けしたマップ(2008年~2010年)。色が濃い地域ほど患者数が多い
米国での75歳以下の心血管疾患が原因の死者数は地域によって差があります。この「地域差」は何が原因なのでしょうか。アメリカ疾病予防管理センターが構築したアプリケーションでは、国勢調査、健康統計、保健所や病院、コンビニやレストランといった小売店を含む様々なデータを利用し、地域、年齢、人種などの項目を指定することで、リスクを見える化しています。
続きは活用事例、「心臓発作や脳卒中のリスクは遺伝?それとも地域的な要因?」(アメリカ疾病予防管理センター)をご覧ください。