明法中学・高等学校にて出前授業を開催しました!

ESRIジャパンでは「小中高教育における GIS 利用支援プログラム」を展開しており、GIS ソフトウェア、クラウド サービス、Q&A サポートなどを、小中学校・高等学校へ無償でご提供しています。2019 年 7 月 1 日~ 2019 年 12 月 31 日に本プログラムを申し込みの学校に限り、ESRIジャパンの社員が出前授業を行うキャンペーンを開催中です。

2019 年 11 月 5 日に、明法中学・高等学校の中学 1 年生の地理の授業 (50 分) を 2 クラス担当しました。授業では、学校から Chromebook の貸与があり、一人一台パソコンを利用して授業を行いました。「地図に情報を可視化することでわかることがある」、「地図に情報を重ね合わせるとさらにわかることがある」ということをテーマに、ArcGIS Online (クラウド GIS) を実際に触ってもらいました。

今回利用した教材(アプリケーション)には、国土数値情報が提供している災害情報データ(土砂災害危険箇所や浸水想定区域)や避難所のデータが含まれていました。本年は「令和元年台風19号」で大きな被害が出てしまったこともあり、「ハザードマップ」という言葉は知っている生徒もおりましたが、実際に見たことがある生徒はいませんでした。自分の家や学校周辺の危険度や避難所の場所を確認しながら友達同士で気づいたことを話し合っていました。「避難するときに自宅にいる方が安全か、避難所に移動した方が安全か」といったことや、「危険区域に含まれていた場合はどう行動したらいいか」、「どの背景図が一番見やすいのか」ということを考えるきっかけになったようです。

今後も、自分が知りたい情報を地図上で可視化する場合、「どんなデータが必要なのか」というのを考えつつ今後も GIS を触っていただければ幸いです。

ESRIジャパンでは、2022 年度の高校地理必修化に向けて、出前授業だけではなく、先生方の横のつながりを提供する場として座談会を定期的に開催しております。また、全国の小中高向けのサポート体制をより充実させ、初等・中等教育における GIS の利活用を図ってまいりますので、ご期待ください。

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