以前のブログでは CityEngine ウェブ ビューアやウェブ シーンの作成方法についてご紹介してきました。 今回は CityEngine のウェブ シーンを作成するときに知っておくと便利なテクニックをご紹介します。それがこちらです!(Google Chrome や Mozilla Firefox などの WebGL 対応のブラウザでご覧ください。)
水面がきらきらと反射し、動いているのが分かるでしょうか?実はこの波のアニメーションは簡単に作成することができます。
ArcGIS 3D Analyst から作成する場合
1.ArcScene アプリケーションを開きます(3D Analyst のエクステンションが必要です)。
2.水域として、適当なポリゴンのデータを追加します。下記画像では、わかりやすくするために青色にしていますが、ポリゴンのシンボル色は「色なし」に設定します。
3.レイヤ名の後ろに [__water] と追記します(__ はアンダーバーを2つ入力します)。
4.シーン ドキュメントをウェブ シーンに変換します。変換方法はこちらをご参照ください。
CityEngine から作成する場合
1.CityEngine アプリケーションを起動します。
2.水域として、適当なポリゴンのデータを追加します。下記画像では、わかりやすくするために青色を付けていますが、色を付ける必要はありません。
3.Scene ウィンドウの水域ポリゴン レイヤをクリックし、Inspector ウィンドウ上で、レイヤ名の後ろに [__water] と追加します(__ はアンダーバー2つです)。
4. シーンをウェブ シーンに変換します。変換方法はこちらをご参照ください。
CityEngine では、さらに波の速度や波のサイズなども設定することができます。こちらについての詳細は、サポート ページに FAQ として記載しています(サポート サイトへのログインが必要です)。
ちなみに ArcGIS 3D Analyst でも CityEngine でもレイヤ名の後ろの記述を [__waterquiet] とすると波が穏やかになり、[__waterstormy] とすると、少し荒立つ波となります。
レイヤ名の後ろにひと手間加えるだけで、ウェブ シーンに変換する際に波のアニメーションが作成できます。とても簡単ですので、是非お試しください。
■関連リンク
・ArcGIS 3D Analyst: http://www.esrij.com/products/arcgis-for-desktop/extensions/arcgis-3d-analyst-for-desktop/
・Esri CityEngine : http://www.esrij.com/products/esri-cityengine/