ArcGIS 10.4.1 for Desktop をベースとした商圏分析・エリアマーケティング ソリューションの最新版 Esri Business Analyst 10.4.1 for Desktop (以下 Business Analyst) を、9 月 6 日にリリースしました。
今回のバージョンアップでは、バージョン 10.4 の不具合修正が行われています。不具合修正につきましては、サポートサイトに載せております Esri Business Analyst 10.4.1 for Desktop 修正リスト※をご覧ください。
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また、バージョン 10.4 で新たに搭載された「複数商圏比較レポート」で処理可能な商圏数の上限が 256 個から 1000 個に拡張されました。これにより、一つのレポートでより多くの店舗の特性を把握することが可能となりました。
■複数商圏比較レポートとは
「複数商圏比較レポート」とは、複数の店舗から作成した商圏を使用して、店舗ごとの商圏の特性を Excel 形式のレポートとして出力し、簡単に比較することができるツールです。機能の詳細は以下の通りです。
◎店舗ごとの統計情報
各店舗の商圏内の国勢調査の統計情報を集計して、人口総数、男性人口、女性人口、世帯数、就業者などの市場ボリュームと構成比の一覧を Excel 形式で出力します。Excel 内で店舗平均や都道府県/全国平均と比較することができるので、各店舗の商圏特性を詳細に把握し、商圏特性に応じた品揃えを検討することが可能です。
◎店舗別クロス分析
商圏内の人口や世帯構成などを掛け合わせ、その結果をチャート形式で出力します。これにより、各店舗における商圏の相関性を把握することや、ターゲットとなりうる商圏特性をもつ店舗を把握することが可能です。たとえば、シニアの単身層向けの新商品を販売する際に、70 歳以上人口と 1 人世帯数をクロスさせることで、新商品の販売促進を優先的に行う店舗を絞り込むことができます。
◎タイプ別店舗分類
各店舗の商圏内の年代や世帯構成をもとに、商圏特性に応じて店舗をタイプ別に分類します。これにより、店舗の大局的な商圏特性を把握し、商圏特性に応じた品揃え展開(マーチャンダイジング)や提案活動を行うことができます。
製品の詳細な情報は、Business Analyst 製品ページをご覧ください。エリアマーケティングに特化した Business Analyst を用いて新たなビジネスチャンスを掴みませんか?
■関連リンク
・Esri Business Analyst for Desktop 製品ページ
・商圏分析(活用法)
・エリアマーケティング分析例(活用法)
・エリアマーケティングとは?(ビジネスマップ用語集)