GPS のデータの記録形式に、GPX というファイル形式があります。GPS のデータをやり取りする際の標準的な形式で、ウェイポイント(地点)と、トラック(軌跡)の情報で構成されています。近年はスマートフォンの普及に伴って、サイクリングや登山の軌跡を GPX ファイルとして出力、保存することも容易になってきました。
GPX ファイルがあれば、ArcGIS Online で簡単に Web マップを作ることができます。本ブログでは、GPX ファイルを使用した最も簡単な Web マップの作成方法をご紹介します。
1. ArcGIS Online にサイン インします。
2. [マップ] をクリックして、マップ ビューアーを開きます。
3. [追加] → [ファイルからレイヤーを追加] をクリックします。
4. [参照] もしくは [ファイルの選択] をクリックし、GPX ファイルを選択します。選択したら、[レイヤーのインポート] をクリックします。
5. GPX ファイルが、レイヤーとして追加されます。
6. [保存] → [名前を付けて保存] をクリックし、適当な Web マップのタイトルと、タグを入力し、[保存] をクリックします。
★参考★ドラッグ&ドロップで GPX ファイルを追加
Google Chrome もしくは FireFox のブラウザーをお使いの場合、マップ ビューアーに GPX ファイルをドラッグ&ドロップして追加することもできます。
こちらの北アルプスの蝶ヶ岳 ハイキングのストーリー マップも、上記と同様の手順で作成した Web マップを使用しています。
特別な知識は必要なく、簡単に地図表現を変更したり、地理院タイルを追加したりできるので、ArcGIS Online を使えばどなたでもすぐに Web マップを作成できます。まずはお手持ちの GPX ファイルを使って、ArcGIS Online でサインクリング マップやハイキング マップなどを作ってみてはいかがでしょうか。
■関連リンク
・ArcGIS Online(ArcGIS for Desktop ユーザー向け)
・ヘルプ:レイヤーの追加
・ヘルプ:CSV、TXT、および GPX ファイル
・ブログ記事:GPX ファイルを 3D 表示してみよう!
・ブログ記事:スマート マッピングでデータの地図表現をより簡単に その①
・ブログ記事:地理院タイルをマップに追加する