そろそろほたる鑑賞の季節がやってきますね。先日、「地図表現を楽しもう! Esri こだわりの地図表現をピックアップしてご紹介します!」の記事で、Esri のブログ サイトで紹介されている ArcGIS Pro での地図表現をピックアップしてご紹介しました。
今回は、ArcGIS Pro で使える素敵な「ほたるスタイル」の使い方をご紹介します。スタイル ファイル (*.stylx) が配布されていますので、すぐにお試しいただけます。
■ほたるスタイル (Firefly.style)
ほたるスタイルは、ポイント、ライン、ポリゴンに適用可能なシンボルのスタイルで、ArcGIS Pro に追加して使用できるスタイル ファイル (Firefly.stylx) が配布されています。以下のカラーチャートにある 20 色+白色を利用できます。また、ライン シンボルは実線と破線の 2 種類用意されています。
■ArcGIS Pro でのスタイル ファイルの使い方
1. Firefly ArcGIS Pro Symbology にアクセスします。
2. [ダウンロード] をクリックして、「stylx」を任意の場所にダウンロードします。
3. ArcGIS Pro を起動してサイン インし、任意のプロジェクトを作成または開き、データを表示します。
4. [マップ] タブ → ベースマップのドロップダウン リストから、「キャンパス (ダーク グレー)」を選択します。
5. 先ほどダウンロードしたほたるスタイルを追加します。[挿入] タブ → [追加] → [スタイルの追加] をクリックします。
6. [スタイル ファイルの追加] ダイアログで「Firefly」を選択して [OK] をクリックします。
7. [コンテンツ] ウィンドウでシンボルをほたるスタイルにしたいデータを選択し、[表示設定] → [シンボル] をクリックします。※今回はライン データに設定してみます。
8. [シンボル] ウィンドウで変更したいシンボルをクリックすると、ギャラリーに「Firefly」のシンボルが追加されていますので、そこから任意のほたるシンボルを選択することができます。
9. ESRIジャパン データコンテンツのスターターパックに含まれる道路線にシンボルを設定してみると、、、
綺麗ですね。
ほたるスタイルを使えば、他にもさまざまな地図表現を行うことができます。
・ライン データへのほたるシンボル (破線) の適用例
・ポリゴン データへのほたるシンボルの適用例
・ポイント データへのほたるシンボルの適用例
いかがでしたでしょうか。こだわりはじめるととまらなくなってしまいそうですが、ぜひご活用ください。
また、データの可視化や地図表現については、GIS コミュニティフォーラムのプレフォーラムにて行われる「ArcGIS Pro とオープンデータでやってみよう!データの取り込みと可視化」のセッションでも紹介する予定です。
日時:5 月 23 日 (水) 16:50 ~ 17:30
場所:東京ミッドタウン (六本木) タワー 4 階 ルーム 9
データの表現、地図表現に興味のある方はぜひご参加ください。
■関連リンク
Steal This Firefly Style Please (英語ページ)
ArcGIS BLOG (英語ページ)