ロケーターについて
現在、ロケーター (ジオコーディングに使うためのデータ) は大きく 2 つの形式に分かれております。
- 従来の形式のロケーター (クラシック ロケーター形式)
- ArcMap と ArcGIS Pro 両方で使用可能
- 新しい形式のロケーター
- ArcGIS Pro で作成および使用可能だが、ArcMap では使用不可
- 軽量、高速、高マッチ率
現在、米国 Esri ではロケーターの形式をクラシック ロケーターから新しい形式のロケーターへ変更しました。
上記の動きに伴い、ESRIジャパンから提供している住所製品 (クラシック ロケーター形式で提供) である以下 2 製品については、
- スターターパック 街区レベル住所 (2011 年版 ~ 2022 年版)
- ArcGIS Geo Suite 住居レベル住所 (2011 年版 ~ 2022 年版)
以下が最後のサポートバージョンとなります。
- ArcGIS Pro 2.9
- ArcGIS Enterprise 10.9.1
- ArcGIS Runtime 100.11
また、ユーザー様が独自に作成したクラシック ロケーターも同様です。
今後について
以下のバージョンでは、ArcGIS Pro 2.3 以降で作成できる新しい形式のロケーターのみの対応となります。
- ArcGIS Pro 3.0 以降
- ArcGIS Enterprise 11 以降
- ArcGIS Runtime 100.12 以降
また、ESRIジャパンから提供している住所製品について、2023 年版ではクラシック ロケーターと新しい形式のロケーターの 2 つの形式を提供予定となっております。
本件への対策
スターターパック 街区レベル住所、ArcGIS Geo Suite 住居レベル住所、ユーザー様自身で作成されたクラシック ロケーターをお使いのお客様が、今後も引き続きクラシック ロケーターをご使用になる場合は 、以下のバージョンへアップデートしないようお願いします。
- ArcGIS Pro 3.0 以降
- ArcGIS Enterprise 11 以降
- ArcGIS Runtime 100.12 以降
なお、ArcGIS Online World Geocoding Service は、どのバージョンでも引き続きご利用いただけますので、ご利用ください。