ArcGIS Pro をベースにした商圏分析・エリアマーケティング特化型アプリケーション「ArcGIS Business Analyst Pro」(以下、BA Pro) の最新バージョン 3.7 を、2026 年 6 月 25 日 (日本時間 2026 年 6 月 26 日) にリリースしました。本記事では、主な機能強化を紹介します。
目次
目標物検索の機能強化
目標物検索では、店舗や施設などの目標物 (POI) を検索し、ポイント データとして出力できます。立地周辺の各種施設の分布把握に役立ちます。
目標物を区画ポリゴンで集約可能
BA Pro 3.7 では、検索した目標物を指定した区画ポリゴンで集約できるようになりました。ローカル データセット使用時は、マップ上の任意のレイヤー、町丁・字等やメッシュなどの標準区画に加え、六角形グリッドで集約できます。オンライン データ使用時は、レイヤーまたは標準区画で集約できます。
絞り込みや検索の強化
目標物検索では、オンライン データ使用時に高度な検索クエリーを作成できます。キーワード検索とカテゴリー指定を組み合わせた検索条件の設定など、目的に合った条件で目標物を柔軟に抽出できます。
カラー コード レイヤーの機能強化
カラー コード レイヤーでは、解析エリア内の人口や世帯などの統計情報を、簡単な操作で色分けしてマップに表示できます。エリアごとの特性や傾向を視覚的に把握できます。
AI アシスタント (ベータ版) で実行可能
BA Pro 3.7 では、AI アシスタント (ベータ版) からカラー コード レイヤーを実行できます。プロンプトに「○○のカラー コード レイヤーを作成」と入力するだけで、カラー コード レイヤーを作成できます。
AI アシスタント (ベータ版) は開発中の機能であり、カラー コード レイヤーが正しく作成されない場合があります。新しい会話を開始し、再度実行すると正常に作成できることがあります。
AI アシスタント (ベータ版) を使用するには、Early Adopter Community からインストーラーのダウンロードおよびインストールが必要です。詳細な手順は【Esri Japan AI Weeks】一足早く体験してみよう!ArcGIS Pro アシスタント (ベータ版) のご紹介をご参照ください。
インフォグラフィックスの機能強化
リボンのマップ タブ内のインフォグラフィックスでは、マップ上でクリックした場所の人口統計を、グラフや表などを組み合わせたレポート形式で表示できます。任意の地点の詳細な人口統計をその場で確認できます。
ローカル データセットに対応
BA Pro 3.7 では、Business Analyst データソースにローカル データセットを使用している場合でもインフォグラフィックスを実行できます。ローカル データセット使用時はクレジットを消費せず、オンライン データ使用時は従来通りクレジットを消費します。
おわりに
今回のアップデートでは、目標物検索での集約/検索機能の強化、AI アシスタント (ベータ版) によるカラー コード レイヤーの実行、ローカル データセットを使用したインフォグラフィックスの実行など、商圏分析のワークフローを支援する機能が強化されました。さらに便利になった BA Pro 3.7 をぜひご活用ください。

