ArcGIS Survey123 2022 年 12 月 アップデートの新機能

調査票形式の現地調査アプリである ArcGIS Survey123 のバージョン 3.16 が 12 月 6 日 (米国時間) にマイナー アップデートしました。主な新機能を本ブログでご紹介します。

Survey123 Web デザイナーが多言語の調査に対応

1 つの調査で言語を切り替えて表示できるようになりました。多言語対応の調査では、回答者が最も慣れ親しんでいる言語で質問を表示し、すべての結果を 1 つのデータセットで分析することができます。ArcGIS Survey123 では、これまでも Survey123 Connect で多言語対応の調査を作成できましたが、本アップデートにより、Survey123 Web デザイナーでも簡単に作成することができるようになりました。

下図は、日本語と英語を設定した例です。調査の設計画面の [オプション] タブで [調査の言語の管理] ボタンをクリックすると下図の画面が表示され、言語を追加することができます。

ArcGIS Survey123 でサポートされているすべての言語で調査を作成できます。

Web 調査票での CAPTCHA の利用

一般公開された Survey123 の Web フォームへのボットによる回答の自動入力を防止するために、CAPTCHA を使用できるようになりました。調査の設計画面の [追加] タブで [CAPTCHA] を有効化すると、フォームの一番下に挿入されます。※本バージョンでは、ベータ版としての提供です。

CAPTCHA は、回答者が調査を複数回送信することを防ぐことはできませんのでご注意ください。回答者からの複数回の送信を防止したい場合は、共同作業タブにある複数の送信オプションを設定してください。

本アップデートは、ArcGIS Survey123 では本年最後となります。2023 年も、さまざまな新機能や機能拡張が予定されていますので、楽しみにお待ちいただけると幸いです。

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