デジタルツインが拓く、空間情報の新たな可能性 – 第 2 弾 ArcGIS と BIM データとの統合について –

都市開発やインフラ整備の現場で、今「デジタルツイン」が注目されており、そのニーズに応える形で、ArcGIS は空間情報を活用したデジタルツインの構築を支援する強力なプラットフォームとして活用されています。

本ブログでは、「ArcGIS で広がるデジタルツインの世界」としてデジタルツインの活用法をシリーズ記事で紹介しています。

前回の記事では、現実世界を忠実に再現し、さまざまな情報を統合できる地理空間デジタルツイン プラットフォームの新ページについて紹介しました。地理空間デジタルツイン プラットフォームのページでは、3D 都市モデルの構築や BIM/CIM との連携、リアルタイムデータの統合、シミュレーションと予測、関係者との情報共有など、ArcGIS の活用ポイントを紹介しています。

図1. デジタルツイン プラットフォームの新ページ

今回は、ArcGIS と建物情報モデル(BIM)との統合にフォーカスして紹介します。

ArcGIS で広がるデジタルツインの世界

空間情報 × デジタルツインで未来を描く

デジタルツインは、現実世界のモノや仕組みをそのまま仮想空間に再現する技術です。これに GIS (地理情報システム)が組み合わさると、地図や位置情報をベースにしたリアルな情報モデルが作れるようになります。

ArcGIS は、こうしたデジタルツインの土台として、建物情報モデル(BIM)やネットワーク情報モデル、都市情報モデルなどをまとめて扱うことができます。結果、ビル 1 棟から都市全体、さらには自然環境まで、全部ひとつの世界でモデリングできます。

ArcGIS GeoBIM なら、BIM と GIS を繋げて、建設プロジェクトに関わる人たちが、地理空間の視点で情報を共有 & 分析できる環境を提供します。

図2. スイス チューリッヒ市:ArcGIS と BIMデータとの統合例

BIM データは通常、Revit などの専用ソフトウェアや、IFC データを作成する他の多くの BIM ソフトウェアを使用して作成されます。BIM データは、ArcGIS に取り込むことで、プロジェクトやインフラを空間的(現実世界)な文脈でより適切に管理できるようになります。

チューリッヒ駅メインホールの BIM モデルの例
https://www.arcgis.com/home/item.html?id=c538507cbab54d97bbd570e440391ac6

図3. 「Arakawa Digital Twin online – 荒川デジタル河川管内図」
国土交通省 関東地方整備局 荒川下流河川事務所
https://experience.arcgis.com/experience/c826767316594bcb9a91b4301ac1cd0a

このように ArcGIS では、BIM/CIM データを GIS に読み込み、可視化や分析が可能です。また、GIS データを BIM/CIM ツールに読み込み、設計業務における建設地周辺の地理的状況の把握にも活用できます。ArcGIS GeoBIM は、クラウドサービス上の GIS データと BIM/CIM データを統合利用できる Web アプリで、建設プロジェクトにおける状況把握や意思決定に活用できます。

これらの機能を体系的にまとめた eBook「ArcGIS : デジタルツインの基盤 ~未来の持続可能なインフラの創造~」も無料でダウンロードいただけます。

▼ eBook のダウンロードはこちら
 ArcGIS: デジタルツインの基盤
 https://www.esrij.com/form/download/digitaltwin-ebook/

参考資料

デジタルツイン プラットフォーム
https://www.esrij.com/products/arcgis/capabilities/digital-twin/

建設・土木 GIS ソリューション
https://www.esrij.com/industries/aec

チューリッヒ市のデジタルツイン事例https://storymaps.arcgis.com/stories/d1ebab48dd8041aaa586595bb45c7988

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