ArcGIS Enterprise にて、ArcGIS Datastore のデータタイプとして Spatiotemporal Big Datastore(時空間ビッグデータストア)を構成すると位置情報の共有機能が利用できるようになります。本ブログではバージョン 11.5 にて検証しました。(※Spatiotemporal Big Datastore(時空間ビッグデータストア)は 2026 年 9 月現在 ESRIジャパンにて製品サポートされておりません。製品のサポート情報は ESRIジャパンの国内サポートの対象製品ページよりご確認ください。)
目次
どのように動くのか?
この機能を利用するには、ArcGIS Enterprise 単位で有効化されている必要があり、各ユーザーも自身の軌跡が中央の位置情報共有レイヤーにアップロードされることを許可する必要があります。 位置情報が有効化されると、位置情報共有フォルダが作成され、そこにレイヤーやトラックビューが保存されます。トラックビューには、一連のモバイルユーザーの最後の既知の位置、つまり「トラック」に関する情報が含まれています。管理者はサービス内のすべてのトラックにアクセスできますが、モバイルユーザーは、管理者からアクセス権を付与されない限り、自分のトラックしか表示できません。

ArcGIS Datastore のインストールと時空間ビッグデータストアの構成
ArcGIS Datastore のインストールを実施後、データ ストア構成ウィザードがデフォルトの Web ブラウザーで自動的に開きます。データ ストア構成ウィザードの URL の形式は、https://datastoremachine.example.com:2443/arcgis/datastore になります。
ポータルのホスティング サーバーとして使用される ArcGIS GIS Server サイトのコンピューターの完全修飾ドメイン名を指定し、ArcGIS Server のプライマリー サイト管理者のユーザー名とパスワードを入力し、[次へ] をクリックします。
このコンピューター上に作成するデータ ストアのタイプとして「時空間」を選択します。
データ ストア構成ウィザードを使用して構成した最初の 3 台の時空間ビッグ データ ストア コンピューターは、コーディネーター ロールとデータ ロールの両方で作成されます。 データ ストア構成ウィザードを使用して構成したそれ以外の時空間ビッグ データ ストア コンピューターは、データ ロールで作成されます。
インストールと構成の詳細は、データストアの作成 と データストアへのコンピューターの追加 のヘルプページなどを参照してください。
※ArcGIS Datastore のインストール前に OS のファイアウォールなどで適切な通信ポートの利用設定を行う必要があります。 ArcGIS Data Store で使用されるポート
ArcGIS Enterprise で位置情報の共有の有効化
組織>設定>組織エクステンション にて位置情報の共有の有効化を行うことができます。「位置情報の共有の有効化」ボタンを押下してみます。

「位置情報の共有の有効化」ボタンを押下後に「位置情報の共有」画面が表示され、次へボタンを押下します。

位置情報の共有の有効化が正常に反映されたら以下のような有効状態の画面が表示されます。

ArcGIS Datastore の時空間ビッグデータストアの構成確認
ArcGIS Server の Admin ページにて時空間ビッグデータの構成状況を確認できます。
clusterStatus が GREEN となっており、構成した Spatiotemporal Big Datastore(時空間ビッグデータストア)が 3 台認識されていることを確認できます。
https://servermachine.example.com:6443/arcgis/admin
Home > data > items > nosqlDatabases > AGSDatastore_bigdata_bds_xxxx > machines > [spatiotemporal machine name] > validate

ArcGIS Field Maps で位置情報の共有をオン
ArcGIS Field Maps にて、ArcGIS Enterprise ログインし、位置情報の共有をオンにしますと ArcGIS Field Maps が ArcGIS Enterprise に対して、スマートフォンの位置情報を共有していきます。

位置情報のフィーチャレイヤーにて取得された位置情報データが実際に確認できます。

Spatiotemporal Big Datastore(時空間ビッグデータストア)を利用しますと ArcGIS Enterprise と ArcGIS Field Maps により、位置情報の共有が可能となります。ArcGIS Enterprise により、位置情報の共有を実現したい場合に本ブログが参考に去れば幸いです。
