2010年 米国ESRIユーザ会 Q&A 集 ~その3~

今回は米国ESRIユーザ会 Q&A 集3弾をお届けします。

【ArcGIS Desktop】
Q7. 「アドイン」とは何ですか?それはどのように使うものなのですか?

A7. ArcGIS 10 から登場する新しい ArcGIS Desktop アドイン モデルは、デスクトップ アプリケーションを容易に拡張できる手段を開発者へ提供します。これは、カスタムの機能群を単一の圧縮ファイルとして作成するフレームワークとして実現されました。このアドイン ファイルは、COM の登録やインストール プログラムといったもの無しに、ユーザ間で容易に共有することができます。アドイン ファイルは、指定されたフォルダにコピーするだけでインストールすることができ、逆にフォルダから削除すればアンインストールが完了します。

ArcGIS Desktop アドインは VB.NET や C# で開発することができます。また、アドイン開発を容易にするために、Microsoft Visual Studio(2008/2010)開発環境用の アドイン ウィザードも提供します。

Q8. ArcGIS 10 において、ArcMap の地図描画のパフォーマンスは向上していますか?

A8. はい。ArcGIS 10 では、「ベースマップ レイヤ」という新しいコンセプトを導入しています。ベースマップ レイヤとは、複数のレイヤをグループ化し、ベースマップ(背景図)を構成するための機能です。このグループ化されたレイヤは動的にキャッシングされ、地図表示や地図操作のパフォーマンスが向上します。

地図の内容にもよりますが、大体 5 倍から 10 倍程度のパフォーマンス向上を見込めます。

Q9. ArcGIS Desktop が、64 ビット OS 上で最大の性能を発揮できるようになるのはいつですか?

A9. ArcGIS Desktop の 64 ビット サポートの必要性については認識しています。現バージョンの ArcGIS Desktop は 32 ビットアプリケーションですが、64 ビット版の Windows 上での動作もサポートしております。ArcGIS の 64 ビット化は既に着手しており、まずは ArcGIS Server の完全移行を、バージョン 10 の次のリリースまでに完了することを最優先としております。

ArcGIS 10 では、ArcGIS の DLL や EXE 群は「Large Address Aware(2G バイトを超えるアドレス処理)」に対応します。これは、64 ビットマシンにおける 4G バイトまでの仮想アドレス空間を扱えることを意味します。