ArcGIS Desktop 10 では、編集時にデフォルトでスナップ機能が有効になっており、より簡単に高精度なデータを作成することができます。
しかし、時として、この「スナップ」が必要でない場合があります。たとえば、ラインを建物間際に引きたい際に、近くの建物にスナップしてしまう場合などがあるかと思います。
今回は、この「スナップ機能」を制御する方法をご紹介します。
1.常にスナップ機能を無効化する場合
スナップ機能を無効化するには、[エディタ] ツールバーから [スナップ] → [スナップ ツールバー] をクリックします。
[スナップ] ツールバーにある [スナップ] をクリックして、[スナップの使用] をクリックします。
デフォルトでは、この機能にチェックがオンになっていますので、クリックしてチェックをオフにします。
※再度、スナップ機能を有効化したい場合は、もう一度 [スナップの使用] をクリックして、チェックをオンにします。
2.一時的にスナップを無効化する場合
編集セッション中に一時的にスナップ機能を無効化したい場合は、キーボードの Space キーを押しながら作図すると、無効化されます。
このように、ArcGIS 10 では、スナップ機能を制御しながら効率よくデータ作成を進めることが可能です。