10 月 26 日(金)に Microsoft 社より Windows 8 がリリースされました。
日本は全世界に先駆けて最も早いリリースだったこともあり、深夜にも関わらず秋葉原には長い行列ができていたというニュースが流れていました。
読者の中には、実際の Windows 8 搭載 PC をすでに入手した方もいらっしゃるかもしれませんね。
さて、以前のブログ記事でも書きましたが Windows 8 には今までの Windows 7などと同様な操作感を実現した「デスクトップ モード」以外に、指でのタッチ操作を意識した新しい UI モードが用意されています。
ArcGIS for Desktop や ArcGIS for Server など従来の ArcGIS 製品の Windows 8 対応はもう少し先となりますが、このたび、この新しい UI モードに対応した ArcGIS アプリケーションのプレビュー版が Esri(米国)よりリリースされました。
このアプリを早速試してみたいと思ったのですが、実機がないので仮想マシン上で動かしてみました。
■タッチを意識したユーザ インタフェース
ArcGIS アプリケーションを Windows Store からダウンロードし、インストールすると、画面上に ArcGIS のタイル状のアイコンが表示されますので、クリック(実機では指でタップ)して起動します。
そうすると、Scientific Maps や Historic Maps など、それぞれのテーマにしたがってグループ化されたマップ ギャラリーが表示されます。
試しに Supermarket Access Map を見てみます。
まだプレビュー版なので基本的にはマップを見ることが主目的ですが、現時点では以下のような機能が利用できます。
・距離・面積計測
・背景地図の切り替え
・レイヤの表示/非表示、透過設定
・GPS による現在地の表示
・ブックマーク
・属性表示
尚、Historic Maps の中には東京の古地図も用意されていました。
この ArcGIS アプリケーションは Windows 8 と Windows RT(Windows 8 の ARM 版)で動作します。
現時点で正式なリリース時期は未定ですが、今後リリース版に向けて機能追加・改良が予想されますので、ぜひご期待ください。
■関連リンク
・ArcGIS ブログ:ArcGIS の Windows 8 対応について
・Esri ブログ:ArcGIS app available in the Windows Store!