ArcGIS Online 組織向けプランと ArcGIS for Smartphones を使って、現地業務を効率化!

先日のブログ記事「ArcGIS Online と ArcGIS for Smartphones を使ってオリジナル マップを楽しみませんか?」にて ArcGIS OnlineArcGIS for Smartphones を使ってマップを作成して利用する方法をご紹介しました。
今回は、設備管理分野での利用を例に、ArcGIS 10.1 for Desktop の ArcMap アプリケーションで作成したデータを ArcGIS Online 組織向けプランのホスト サービスとして公開し、スマートフォン(iOS)で利用するまでの流れを簡単にご紹介します。

1. ArcMap でデータ作成
今回は設備管理の一例として、東京都内の送電線網(電線とケーブル)を示す架空のデータを用いて、ArcMap でマップを作成しました。

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2. ArcGIS Online 組織向けプランにサイン イン
ArcMap のメニューバーの [ファイル] → [サイン イン] とたどり、ArcGIS Online 組織向けプランに所属しているアカウントでサイン インします。


3. ホスト サービスの公開
[ファイル] → [共有] → [サービス] とたどり、ステップ 1 で作成したデータをホスト サービスとして公開します。

※ホスト サービスの公開は ArcGIS 10.1 for Desktop からの新機能となります。

4. ArcGIS Online で Web マップの作成
ホスト サービスとして公開できたら、ArcGIS Online にサイン インし、ステップ 3 で公開したホスト サービスを ArcGIS.com マップ ビューアで開きます。

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必要に応じて、シンボルや背景地図を変更し、Web マップを保存します。

5. スマートフォン(iOS)での利用
ArcGIS for iOS アプリケーションを起動し、ステップ 4 で作成したマップを開きます。
※ステップ 3 のホスト サービス公開時に公開範囲を組織内に限定した場合は、ArcGIS Online 組織向けプランに所属しているアカウントでサイン インする必要があります。

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以下では、現場の作業員がスマートフォンを使って特定のデータを調査・点検し、状況を更新するという場面を想定しています。

・調査対象データの確認
調査対象のデータをタップして、データの属性情報を確認します。また、GPS 機能と連動して、現在地を確認して調査することも可能です。

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・データ(調査日や担当者、点検状況)を更新
あらかじめ、ArcMap で設定をしておけば、自動的にカレンダーやチェックボックスから必要な情報を入力することができます。また、スマートフォンに内蔵されたカメラ機能を利用して、現地で撮影した写真をデータに添付することも可能です。

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いかがでしたでしょうか?スマートフォンから編集した情報は Web マップにも反映されますので、現場の作業員が更新した情報を Web ブラウザ上から本部の社員が確認するといったことも可能です。
ArcGIS Online と ArcGIS for Smartphones を利用して、現地での調査や点検業務の効率化にお役立てください。

ArcGIS Online 組織向けプランは、30日間トライアル版を無償でご利用いただくこともできますので、ArcGIS 10.1 をお持ちの方はどなたでもお試しいただけます。
また、このブログの内容のデモを ArcGIS 最新情報セミナー 2012 の東京会場での「スマートフォンでも GIS ~ ArcGIS for Smartphones の概要~」セッションにて実演いたしますので、ご興味のある方は是非ご参加ください。

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