体験!ArcGIS 10.1 のジオデータベース管理


先日のブログで ArcGIS 10.1 の新機能である「編集情報の記録」をご紹介しましたが、今回は、ArcSDE ジオデータベースを使用されている方にとって、うれしい新機能をご紹介します。

ArcGIS 10.1 では、ArcSDE ジオデータベースの管理機能が拡張され、これまで DBMS のユーティリティや ArcSDE 管理コマンドで行ってきた操作の一部も ArcGIS for Desktop 上で実現できるようになりました。その一つが [ジオデータベース管理] ダイアログ ボックスです。

[ジオデータベース管理] ダイアログ ボックスには、[バージョン]、[接続]、[ロック] タブがあります。


バージョンの管理の簡素化
ArcSDE ジオデータベースでは、複数ユーザによるデータの同時編集を実現するバージョン編集という編集方法が提供されていますが、[バージョン] タブではこのバージョン編集で使用するバージョンを管理できます。

特徴
・ジオデータベースで設定されているバージョンの情報をバージョンツリーや推奨されるリコンサイル順序で参照できます。
・名前、所有者、更新日時でバージョンをフィルタしソートします。
・名前、説明、アクセス権限などのバージョン プロパティの表示、変更が簡単になりました。
・右クリックするだけで、バージョンの作成、削除、リコンサイルができます。
・履歴バージョンとそのプロパティの管理が簡素化しました。
・新しい「バージョンのリコンサイル」 ツールにより、複数のバージョンを一度にリコンサイルできます。

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ユーザの接続の管理 (管理者のみ)
ArcSDE ジオデータベースには、複数のユーザが接続して格納されているデータを参照、編集することができます。ArcSDE ジオデータベースの管理者は、接続しているユーザの情報をこの [接続] タブで表示して確認できます。

特徴
・ジオデータベースに接続しているすべてのユーザを確認できます。
・ダイレクト コネクションまたはアプリケーション サーバ接続で接続しているユーザの接続を切断できます。

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ジオデータベースのロックの表示
ArcSDE ジオデータベースでは、上記のバージョン編集のほかにバージョンを使用せずに編集を行うノンバージョン編集があります。ノンバージョン編集では、データを編集しようとした時に、別のユーザがそのデータにすでに排他ロックを設定しているために編集を実行できない場合があります。このような場合などに [ロック] タブで、保持されているロックの情報を確認することができます。

特徴
・ジオデータベースのどのオブジェクトにロックがかけられているか確認できます。
・オブジェクトタイプ、ロックタイプ、所有者のロックでフィルタできます。
・管理者はロックを保持しているユーザの接続を切断できます。

ArcGIS 10.1 では、他にも ArcGIS for Desktop から実現可能なジオデータベースの機能がいくつか新たに実装されています。詳細は、関連リンクをご参照ください。

■関連リンク
ArcGIS 10.1 新機能 – 編集情報の記録
ジオデータベースの新機能
マルチユーザ ジオデータベース:機能