ArcGIS Online のホスト サービスを使って独自のWeb アプリケーションを公開する方法


ArcGIS Online はオンラインで利用可能な様々なサービスを提供しています。今回はその中で ArcGIS Online の組織向けプランで利用可能なホスト サービスを使って独自の Web アプリケーションを作成する方法についてご紹介します。

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ArcGIS Online のホスト サービスは、ローカルの地図データを Web サービスとして公開できる機能です。特に独自のサーバ環境が無い場合にとても便利で強力な機能です。
独自の Web アプリケーションを作成する場合は ArcGIS Web Mapping を使用します。ArcGIS Web Mapping は ArcGIS for Server や ArcGIS Online のクライアントとなる Web アプリケーション開発用の API です。操作性の良い Web アプリケーションを効率よく開発できます。


ArcGIS Online はクラウドのサービスなので独自の Web サーバは不要ですが、ArcGIS Web Mapping で作成した Web アプリケーションを配信するための Web サーバが必要になり、そのコストをいかに抑えるかがポイントになります。

そこでお勧めしたいサービスの1つとして、Amazon Web Services によって提供されている Amazon S3(Amazon Simple Storage Service)というクラウド サービスがあります。Amazon S3 は、クラウド上のストレージを提供するサービスですが、サーバサイドの処理を含まない静的な Web アプリケーションであれば Web サーバとして使用することが可能です。Amazon S3 は ストレージの使用料が 1GB あたり月額0.1ドル (2013年4月 現在)という安価で、かつ、信頼性の高いサービスです。非常に低い追加コストでカスタム Web アプリケーションを公開することが可能となります。Amazon S3 を使った Web サイトのホスティングについての詳細は Amazon Web Services のサイトをご参照ください。

以下の図は、ArcGIS Online のホストサービスと ArcGIS Web Mapping を使った Web アプリケーションの仕組みを簡易的に表したイメージです。クライアントから見ると Amazon S3 のサイトにアクセスした際に Web アプリケーションがダウンロードされ、必要な Web サービスは ArcGIS Online のホスト サービスを呼び出して実行されます。ここで重要なことは、必要なインフラはすべてクラウド上にありながら、Web サーバに大きなコストをかけずに独自の Web アプリケーションを公開している、ということです。

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ArcGIS Viewer for FlexArcGIS Viewer for Silverlight 、ArcGIS API for JavaScript ベースのテンプレート アプリケーションをカスタマイズした Web アプリケーションなどもこの方法で公開可能です。

なお、今回ご紹介した ArcGIS Online ホスト サービスは ArcGIS Online の一部の機能にすぎません。ポータル機能や各種オンライン サービス、Excel のアドインなど、様々なサービスが利用可能なのでぜひ、ご活用ください。

ArcGIS Online 組織向けプランは、30日間無償で使えるトライアル版もご利用いただけます。申し込み方法などの詳細はこちらをご参照ください。

■参考資料

ESRIジャパン Web サイト:
・ArcGIS Web Mapping:
http://www.esrij.com/products/arcgis/developer/arcgis-web-mapping/

・ArcGIS Online:
http://www.esrij.com/products/arcgis/online/arcgis-online/