Excel や CSV のデータ利用でお困りの方は必見!

Excel ジオプロセシング ツール

今まで、Excel や CSV のデータを ArcGIS でテーブルとして使いたいとき、または ArcGIS のテーブルデータを Excel ファイルに出力したいとき、以下のような困った経験がないでしょうか?

・Excel や CSV のデータを ArcGIS で正しく読み取れない
・Excel や CSV のデータを ArcGIS のテーブルとしてうまく出力することができない
・ArcGIS のテーブルデータを直接 Excel ファイルに出力したい
・ArcGIS で Excel や CSV のデータを利用する前に、いつもフィールド名を手作業で修正する
・フィールド数が大量の場合、名前をすべてチェックする作業がとても大変、等々

実はフィールド名が潜在な原因となっているケースがほとんどです。
ArcGIS 10.2 for Desktop では、このような不便を解消する「Excel ツールセット」が登場しました。
(1)Excel → テーブル
(2)テーブル → Excel
( ArcToolbox > 変換ツール > Excel )

Excel ジオプロセシング ツール

(1)[Excel → テーブル] ツール
Excel のデータを直接 ArcGIS のテーブルデータ(ファイルジオデータベース テーブル)に変換できます。変換処理中にフィールド名をチェックし、エラーを自動修正します。手作業での修正は不要となります。

Excel → テーブル

修正例:
・フィールド名に含まれるスペース、「`~@#$%^&*()-+=|\,<>?/{}.!'[]:;」といった特殊文字は、アンダーバーで置換されます。
・フィールド名の先頭のスペースは削除されます。
・フィールド名が数字で始まる場合、別の英字で置換されます。
・フィールド名が空の場合は、汎用的なフィールド名 (例えば、field_4)が付与されます。
・修正前のフィールド名はエイリアス(別名)に記録されます。
※ Excel Workbook(*.xlsx)および Microsoft Excel 5.0/95 Workbook(*.xls)フォーマットを入力としてサポートしています。
※ CSV データは予め Excel 形式に保存することで取り込みやすくなります。

(2)[テーブル → Excel]ツール
ArcGIS のテーブルデータを Excel ファイルに直接変換できます。従来のような DBF ファイル経由での変換の手間がなくなります。

テーブル → Excel

※Microsoft Excel 5.0/95 ブック(*.xls)形式にのみ変換可能です。Excel Workbook(*.xlsx)はサポートされていません。

■関連リンク
ArcGIS ヘルプ 10.2
Excel ツールセットの概要
ArcGIS での Microsoft Excel ファイルの使用方法の概要
ArcGIS で使用するための Microsoft Excel のテーブルを書式設定する
関連ブログ記事
ArcGIS Desktop で Microsoft Excel データを操作する

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