ArcGIS Velocity 2023 年 11 月のアップデートの新機能

IoT センサーやデータ ソース、その他 API などからデータを取り込み、リアルタイムのデータ フィードを処理、視覚化、解析することができる ArcGIS Velocity がアップデートされました。ここでは、2023 年 11 月のアップデートで追加された主な新機能や機能強化をご紹介します。

Standard ライセンスにおける対応機能の拡充

Standard ライセンスにおいて、より多くの機能を利用することができるようになりました。以前のバージョンでは、スケジュールされたビッグ データ解析は、Advanced ライセンス、および Dedicated ライセンスで実行ができましたが、Standard ライセンスでスケジュールされたビッグ データ解析を 1 回実行できるようになりました。

解析ツールの構成強化

[フィールド演算]、[フィールドの割り当て]、および集計ツール ( [ポイントの集約]、[フィーチャの結合] など ) の機能が強化され、テーブル プロパティとフォームのデザインが変更されました。

以前の解析ツールの構成では、以下に示すように、利用可能なパラメータをすべて表示するにはアプリ内をスクロールする必要がありました。

以前の解析ツール構成

新しい解析ツールの構成により、以下に示すように、アプリをスクロールすることなく、使用可能なすべてのパラメータにアクセスできます。

新しい解析ツール構成

インシデント検出ツールの改善

リアルタイム解析で [インシデントの検出] ツールを使用している場合、このツールは結合レイヤーからフィールドを指定して、ターゲット フィーチャに追加することができるようになりました。

フィーチャの結合ツールの修正

以前のリリースでは、[フィーチャの結合] ツールを使用すると、出力スキーマに any_geometry という不要なフィールドが誤って追加されていましたが、今回のリリースでは、このフィールドは追加されなくなりました。

参考情報

詳細については、ドキュメントの新機能をご参照ください。また、このリリースにおける不具合修正や機能拡張については、ArcGIS Velocity Issues Addressed List – November 2023 をご参照ください。製品に関するアイデア、拡張機能、機能に関する要望がある場合は、Esri Community の ArcGIS Velocity Ideas に投稿をお願いします。

ArcGIS Velocity の詳細については、製品ビデオ、チュートリアル、ドキュメントなど、利用可能なリソースをご覧いただければと思います。

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