Collector for ArcGIS でタイル パッケージを活用しよう

以前にブログ記事でお伝えしたとおり、Collector for ArcGIS は山間部や海上、人口の少ない地域などネットワークに接続しづらい環境(オフライン環境)でも使用可能になりました。オフライン環境で Collector for ArcGIS を使用するためにはベースマップを端末に保存する必要があり、その保存方法は2つあります。
ArcGIS Online のベースマップを範囲指定してネットワークを介してダウンロードする方法と ArcMap で作成したタイル パッケージをケーブルなどを通して直接端末にコピーする方法です。
タイル パッケージをご存知ですか?
ArcGIS for Desktopではマップから縮尺毎のタイル(画像)のセットを作成し、それをパッケージ化(ファイルを圧縮)することが可能です。このパッケージ化されたものがタイル パッケージです。このタイル パッケージをデバイスにコピーすると Collector for ArcGIS からもベースマップとして使用できます。

Photo_3

ArcGIS Online のベースマップを利用するメリットはその都度好きな範囲や縮尺を選択できる点、各ユーザが自由にダウンロードできる点です。一方、タイル パッケージを利用するメリットは ArcGIS for Desktop でデータを管理している場合、地図やデータをホスティングしなくてもそのまま使用できる点です。また必要なマップの範囲が定まっている場合、一度作成したタイル パッケージを複数端末にコピーできる点もメリットの一つです。
このようにタイル パッケージを利用したベースマップの表示にも多くのメリットがあります。みなさまもぜひ Collector for ArcGIS でタイル パッケージを活用してみてください。

タイル パッケージの作成方法はこちらをご参照ください。
また Collector for ArcGIS へのタイル パッケージの配置方法はこちら(Android / iOS)の「デバイスでのベースマップの使用」セクションをご参照ください。

過去にオフライン機能を利用したことがある場合、offline_data フォルダ(ArcGIS_Collector フォルダ内)(Android)/[Collector の書類] セクション(iOS)に「Basemap」フォルダが作成されていますが、タイル パッケージはそれぞれ ArcGIS_Collector フォルダ(Android)/[Collector の書類] セクション(iOS)の直下にコピーする必要がありますのでご注意ください。端末にタイル パッケージをコピーした後、 Collector for ArcGIS を起動(再起動*1)するとコピーしたタイル パッケージは再配置され(コピー元は削除されます)、タイル パッケージをベースマップとして使用できるようになります。

Photo_4(画像は iOS でタイル パッケージをコピーした様子)

*1 各 OS のアプリの再起動方法を紹介します。

[iOS]
ホーム ボタンを素早く2回押し、タスク画面を表示します。

Ios1_2
Collector for ArcGIS のプレビュー画面を画面上部に向かってスワイプします。

Ios2_2
タスクが終了しますので、ホーム画面からアプリを再度起動します。

[Android]
メニュー ボタン(通常 Android は他に、ホーム ボタン、戻る ボタンがあります)を押してタスク画面を表示します。

Android1_2
Collector for ArcGIS のプレビュー画面を画面上部に向かってスワイプします。

Android2_2(注:Android は機種ごとに操作が異なります。)

タスクが終了しますので、ホーム画面からアプリを再度起動します。

■関連リンク
ArcGIS ヘルプ:
・Collector for ArcGIS:http://doc.arcgis.com/ja/collector/
ESRIジャパン Web サイト:
・ArcGIS Online:http://www.esrij.com/products/arcgis/online/arcgis-online/