Collector for ArcGIS 10.3 提供開始! 新機能情報をお届けします

1 月 30 日に Collector for ArcGIS 10.3 Android 版が Google Play からダウンロードできるようになりました。iOS 版も近日中に iTunes App Store から提供される予定です。本記事では、Collector for ArcGIS 10.3 の新機能と改善項目をご紹介します。

関連テーブルの参照と編集
フィーチャクラスとテーブルを関連付けるリレーションシップ クラス(注 1)を作成し、フィーチャ サービスとして公開することにより、ArcGIS Online 上でも関連テーブルを参照することができます。Collector for ArcGIS 10.3 では、さらに関連テーブルの編集も行うことができるようになりました。

リレーションシップ クラスを使うと、たとえば、ある物件データとその物件内の複数のテナントの情報テーブルを関連付けて管理することができます。

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フィーチャの詳細を表示すると、関連テーブルへのリンクが表示される。
[表示] をタップするとテーブル内の属性を参照・編集できる。

注 1:リレーションシップ クラスの作成には、ArcGIS for Desktop Standard または Advanced ライセンスが必要です。

フィーチャ サービスの編集権限にすべて対応
旧バージョンの Collector for ArcGIS では [フィーチャの追加、更新、および削除] というすべての編集権限が有効になったフィーチャ レイヤのみに対応していました。バージョン 10.3 では、[フィーチャの属性のみを更新] と [フィーチャの追加のみ] の編集権限が設定されたフィーチャ サービスも利用できるようになりました。

オフラインで利用可能なデータの追加
Collector for ArcGIS の大きな特長が、電波が届かない環境でもデータ入力が行えるオフライン機能です。バージョン 10.3 では、以下のデータがオフライン時に利用できるデータとして追加されました。

・ホスト タイル レイヤ
iOS 版と Android 版の両方で、ArcGIS Online でホストされたタイル マップ サービス(タイル レイヤ)をオフラインで利用可能になりました。

・編集情報を記録する設定をしたフィーチャ サービス
オフライン環境でも、フィーチャを入力したユーザ名と時間を自動で記録できるようになりました。

・[フィーチャの属性のみを更新] と [フィーチャの追加のみ] の編集権限が設定されたフィーチャ サービス

Collector for ArcGIS 10.3 は、Google Play または iTunes App Store(前述の通り、iOS 版のバージョン 10.3 は近日中に公開を予定しております)からダウンロードできます。ぜひ、ご利用ください。

■関連リンク
Collector for ArcGIS 製品ページ

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