Microsoft Office の Excel / PowerPoint 上で簡単にマップを作成、活用できるアドイン Esri Maps for Office のバージョン 3.1 をリリースしました。約 3 年ぶりとなるこのメジャー アップデートにより、従来の機能はそのままに、ユーザー インターフェイスを大幅に刷新しました。本ブログでは、主な新機能をご紹介いたします。
1. マップ機能の強化
本バージョンから、Excel シート外にマップを自由に配置できるようになり、データごとに複数マップを作成したり、作成した各マップを並べて配置することが可能となりました。この機能を活用して、Excel データとマップを同時に確認しながら作業を進めることができます。さらに、各マップの表示範囲をリンクさせて、注目したい範囲を比較することも簡単にできるようになりました。
2. 新しいユーザー インターフェイス
データの追加やクラスタリング、レイヤーの共有など、作成したマップに対する各機能のボタンおよびコンテンツ パネルがマップ ウィンドウ内に配置されました。マップ上のデータに対して処理する各機能をより直感的に見つけやすくなりました。
3. Excel データの追加フローの改善
Excel のデータをマップに追加する方法がウィザード形式となり、手順に沿ってだれでも簡単にマップを作成することができます。さらに、データをマップに追加する前に、マップに追加する内容や事前に消費されるサービス クレジットを確認できるプレビュー機能が新たに追加されました。
これらの新機能により、GIS について詳しい知識や経験がなくても、使い慣れた Excel 上で位置情報を活用した分析をよりスムーズに行うことが可能になりました。今後、新しい Esri Maps for Office を使って、地図を使った分析をスタートするためのワークブックや、機能を紹介するブログも随時公開していきますので、ぜひご期待ください。
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※ Esri Maps for Office を使うためには、ArcGIS Online あるいは Portal for ArcGIS(ArcGIS for Server エクステンション)にサイン インするためのアカウントが必要です。