クラウド GIS でディープ ラーニングの力を手に入れよう!【ArcGIS Image for ArcGIS Online】

ArcGIS Image for ArcGIS Online で行える画像解析

写真からの物体検出は、ディープ ラーニングの代表的な実用例です。下のアニメーションはクラウド GIS の ArcGIS Online 上で、ディープ ラーニング モデルを利用して建物を検出した結果です。航空写真から建物と判別された部分が青色で表示されています。

(航空写真は、国内各地で撮影された高解像度の航空写真を提供している国土地理院 地図・航空写真閲覧サービスから取得しています。)

オブジェクトの検出を含む ArcGIS Online 上での画像解析は、ArcGIS Image for ArcGIS Online を利用して行うことができます。ArcGIS Image for ArcGIS Online は ArcGIS Online のユーザー タイプ エクステンションで、画像データのアップロード・解析・共有が可能になります。

すぐに利用可能な学習済みディープ ラーニング モデル

今回の解析で使用した学習済みディープ ラーニング モデルの [Building Footprint Extraction—USA] (リンク先英語) は、Esri が公開している地理情報コレクションの Living Atlas of the World から無償で入手できるモデルの 1 つです。他にも学習済みディープ ラーニング モデルは多数公開されているので、 Living Atlas of the World のカタログ ページ から確認してみてください (検索ボックスに「Deep learning」と入力して、検索します)。

ArcGIS Online上でのさらなる解析

ディープ ラーニングで検出した結果を確認できることはもちろん、結果をもとにしてさらなる解析を行うことも可能です。ArcGIS Online で行える解析、画像解析に限らず多種多様です。たとえば Arcade 関数を利用することで、ディープ ラーニングを利用した解析結果から、各建物の専有面積を算出することができます。このように、画像解析に他の解析を組み合わせることもできます。

本記事では ArcGIS Online で簡単にディープ ラーニングの力を利用できる例を紹介しましたが、ArcGIS Image for ArcGIS Online では他にも色々なラスター解析が可能です。ArcGIS Image for ArcGIS Online に興味を持たれた方は、利用を検討してみてください。

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