ArcGIS で星を観よう

今週末、8 月 12、13 日は 1 月の「しぶんぎ座流星群」、12 月の「ふたご座流星群」にならぶ、三大流星群の 1 つである「ペルセウス座流星群」が極大を迎えます。

さて、ArcGIS に関連する情報をお届けする当ブログですが、ArcGIS と星というと、少し縁遠いようにも思われます。何しろ ArcGIS は空から地表を確認することはあっても、地表から空を確認することは少ないですから・・・。

ですが、まったく関係がないというわけではありません!いくつかのアプリケーションでは現実と同様の星空を確認することができるのです!00

そこで、星を観測できる製品のうちのひとつである、ArcGIS Online のシーン ビューアーの使い方をご紹介しつつ、現実同様の星空をご覧いただきます。

※一部のブラウザーではシーン ビューアーをご利用いただけません。対応するブラウザーにつきましては「シーン ビューアーの要件」をご確認ください。

シーン ビューアーを使ってみる

まずは ArcGIS Online のシーン ビューアーにアクセスしましょう。

以下のリンクより ArcGIS Online にアクセスし、ページ上部のタブより [シーン]を選択します。

ArcGIS Online

シーン ビューアーではマウスの左ボタンのドラッグでマップの移動、右ボタンのドラッグでマップの回転、マウスホイールの操作でマップの拡大、縮小が行えます。実際にシーンを動かしてみて、3D 表示を体験してみてください。

そのほかの機能については以下のとおりです。01

①シーンの初期表示ボタン

②シーンの拡大、縮小ボタン

③マウスの左ボタンの機能の切り替え

④方位のリセットボタン

⑤上から順に、[検索]、[レイヤー / 凡例]、[ベースマップ]、[日光]、[共有]、[設定] ボタン

⑥全画面表示ボタン

さて、シーン ビューアーのデフォルトの表示時間は 3 月中旬の 12 時頃となっているため、地表に近づくと星が観えなくなってしまいます。つぎに現在表示している時間を好きな時間に変更してみましょう。

時間の変更はビューアー右上に並ぶ [日光] ボタンから行います。[日光] 02ボタンより、時間、日付を変更してみてください。

観測結果

ArcGIS Online にサインインしてシーン ビューアーを使うと、現在表示している時間、視点を保存することができる [スライドのキャプチャ] 機能が有効になります。

この機能を使って現在観測できる星をまとめてみました。ぜひ星座早見盤を片手に確認してみてください。

シーンビューアーでできる天体観測

※8 月中旬の深夜 0 時頃に観測できる、秋から冬の星座を中心にまとめています。観測地点は富士山周辺です。

※ブラウザー ウィンドウの形状が横に長い場合、意図した星が表示しきれない場合があります。その場合は、ウィンドウの形状を正方形に近づけてお試しください。

スライドが保存された Web シーンでは、マップにマウスカーソルを移動すると、画面下部に保存されたスライドが一覧で表示されます。03

確認したいスライドをクリックして保存された視点に移動してください。

いかがでしたでしょうか。

今回は「星を観てみる」という目的でシーン ビューアーを操作しましたが、みなさんのお持ちのフィーチャ サービスを表示させることもできます。この記事をきっかけにぜひ 3D 表示を試してみてください。

最後に「シーンビューアーできる天体観測」にてご紹介した星座の答え合わせです。

  • 北極星
    04_北極星

時間を動かしてみるとあまり動いていないのがわかります。

  • 北斗七星
    05_北斗七星

  • ペルセウス座(逆さ)
    06_ペルセウス座

  • 冬の大三角
    07_冬の大三角

  • オリオン座
    08_オリオン座

  • おうし座(横)
    09_おうし座

  • おおいぬ座
    10_おおいぬ座

  • ふたご座(横)
    11_ふたご座

  • ぎょしゃ座(横)
    12_ぎょしゃ座

■関連リンク

ArcGIS Online

What’s New in the Scene Viewer (November 2015)

フォローする