Esri から無償で提供されている 3D 対応の GIS ビューアー「ArcGIS Earth」はご利用いただいていますか?先日、Ver.1.5 がリリースされ、KML 関連の新機能の追加と機能改善が行われました。
■Ver.1.5 の主な新機能
Ver.1.5 の主な新機能は以下のとおりです。
・[計測] ツールの計測値を保存して KML にエクスポート(計測した情報は図形をクリックしてポップ アップ上で確認できます)
・カスタム KML アイコンの利用(KML でカスタマイズしたアイコンを読み込むことができます)
■3D データの表示
また、Ver.1.5 の新機能ではありませんが、ArcGIS Earth ではテクスチャー付きの 3D データもさくっと表示することができますのでご紹介します。
Drone2Map for ArcGIS / ArcGIS Pro / Esri CityEngine で作成したシーン レイヤー パッケージ(*.spk, *.slpk)※ や、ArcGIS Online が配信するシーン サービスの閲覧など、3D データのビューアーとして幅広くご利用いただけます。
※シーン レイヤー パッケージ(SLPK)は、Esri 社が開発し公開している I3S という仕様に基づく高パフォーマンスな 3D データ形式です。以下の VRICON 社の 3D データは、高解像度衛星画像から独自の自動化処理を用いて作成された、世界中を網羅した高精度の 3 次元データですが、SLPK 形式でも提供されていますので、ArcGIS Earth で軽快に閲覧することができます。
表示データ:VRICON 3D(VRICON 社提供の 3 次元地表モデル)ⒸVRICON
販売代理店:日本スペースイメージング株式会社
ArcGIS Earth でサポートするファイル形式は以下のページで確認できます。
ArcGIS Earth ヘルプ:Supported data types(英語)
ArcGIS Earth は、各種 GIS データの表示や、距離や面積の計測、図形の描画、画面イメージの保存・印刷等、多くの機能を持つ 3D 対応のフリービューアーです。メールアドレスの登録だけでダウンロードできますので、この機会にぜひお試しください。
■関連リンク
・3D 対応フリー ビューアー ArcGIS Earth が 1.4 にバージョンアップ!フォントの設定が可能になりました!
・知っていると便利な ArcGIS Earth のキーボード・マウス操作とショートカット
・ArcGIS Earth ヘルプ(英語)