みなさん、SSH 事業というのはご存知でしょうか?本ブログをお読みの方のなかには、SSH 指定校で勉強をされたという方もいらっしゃるかもしれません。SSH は、スーパーサイエンスハイスクールの頭文字をとって SSH といい、高等学校等において先進的な理数教育を実施するとともに、高大接続の在り方について大学との共同研究や、国際性を育むための取組を実施する事業です。
10 月 28 日 (日) に、SSH 指定校の兵庫県立尼崎小田高校が中心となって、兵庫県・大阪府・岡山県・広島県内の 7 高校の生徒が集まり、「防災から学ぶ、地域との共生にむけて」をテーマに、地域探究スキル・ワークショップが開かれました。
午前は、人と防災未来センターを見学し、午後より兵庫県立大学神戸防災キャンパスにて減災復興政策研究科 浦川 豪先生によるご講演「地域防災力向上のために防災・減災の考え方を学ぶ」の後、防災に関する地域情報を調べるための現地調査について、ワークショップをとおして学びました。
① まず、グループに分かれ、アイデアを書いた付箋を現地調査用ワークシートに貼って意見を出しながら防災に関する調査内容を決めます。
各グループからは、マンホール、消火栓、海抜マーク、車いすが通れるか等、様々な調査内容が出てきました。
作成例: 消火栓
② 現地調査は Survey123 for ArcGIS という調査票作成 ~ 現地調査 ~ 自動で結果集計まで一気通貫して行える製品を使いました。各班 PC 1 台を使って Web デザイナーを使用した調査票の作成について、まずは汎用的な操作講習を約 20 分で実施しました。
■操作テキスト例
Survey123 for ArcGISスタートアップガイド (1- Aを参照)
③ その後、各自作成した現地調査用ワークシートの内容で調査票作成を 30 分で行いました。
④ スマートフォンで作成した調査票の QR コードを読み取って、現地調査を実施します。
⑤ 自動で集計された結果をもとに、各班が調査した内容をグループ発表しました。
調査をしてみて、防災関連施設が多かったという気付きもありました。
PC 操作が好きな生徒は率先して作業し、スマートフォンの操作に慣れている生徒も多く、スムーズに操作していただくことができました。
皆様の組織や学校でも Survey123 for ArcGIS を使って現地調査をしてみませんか?
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