ArcGIS API for JavaScript バージョン 4.10 およびバージョン 3.27 をリリースしました!

ArcGIS API for JavaScript の最新バージョン 4.10 およびバージョン 3.27 をリリースしました。以下では、本バージョンにおける新機能、機能拡張を中心にご紹介します。

バージョン 4.10

2D 描画性能の向上

バージョン 4.9 から正式にサポートが開始された 2D での WebGL を使用した描画は、本バージョンでより描画性能が向上しました。

これまでは、WebGL での描画に対応したレイヤーの種類に制限がありましたが、本バージョンでは、すべてのレイヤーが WebGL を使用して描画されるようになりました。ひとつの WebGL コンテキスト内ですべてのレイヤーが描画されるため、モバイル デバイスでの描画パフォーマンスの向上をはじめ、より多くのフィーチャ レイヤーやベクター タイル レイヤーの描画が可能です。

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スケッチ ウィジェットの追加

MapView に点、線、面などのグラフィック要素を描画することが可能なスケッチ ウィジェット(esri/widgets/Sketch)が追加されました。

新規にグラフィック要素を作成できるほか、既存のグラフィック要素を更新することも可能です。グラフィック要素を描画する MapView とグラフィックス レイヤーを設定するだけで簡単に使用できます。

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2D 計測ツールの追加

2D で対話的に距離を計測する DistanceMeasurement2D(esri/widgets/DistanceMeasurement2D)ウィジェット、および面積を計測する AreaMeasurement2D(esri/widgets/AreaMeasurement2D)ウィジェットが追加されました。計測時のオプションとして、計測単位や平面/測地線の選択が可能です。

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編集ツールのアップデート

フィーチャの編集に利用可能なウィジェットが更新されました。

  • フィーチャ テンプレート ウィジェット(ベータ)の追加:フィーチャ レイヤーに定義されたテンプレートを表示するフィーチャ テンプレート ウィジェット(esri/widgets/FeatureTemplates)が追加されました。テンプレートを表示するだけでなく、値をフィルタリングしたり、グループ化したりすることが可能です。
  • フィーチャ フォーム ウィジェット(ベータ)の更新:フィーチャの属性情報に基づいて入力フィールドを表示するフィーチャ フォーム ウィジェット(esri/widgets/FeatureForm)にフォームをグループ化する機能が追加されました。

※ベータ版は試用を目的とした公開であり、正式なリリースではありませんので、機能・パフォーマンスについての保証は現時点ではされておりません。ご理解の上ご利用ください。

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ラインのラベル サポート

MapView でラインのラベル表示に対応しました。属性値や Arcade を利用した演算結果などをラベルとして表示可能です。また、MapView の操作で表示範囲が変更されると、ラベルの位置も動的に更新されます。

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その他の拡張機能/仕様変更

  • スクリーンショット機能の追加(MapView):takeScreenshot() が追加され、MapView のスクリーンショットを作成して、画像としてエクスポートが簡単にできるようになりました。
  • Web マップ サポートの向上:ラインのラベル表示に対応したことで、ほぼすべての Web マップを API で使用することが可能になりました。WFS レイヤーと時系列データを除くデータを利用できます。
  • SketchViewModel の更新ユーザーからのフィードバックをもとに、より少ないコーディングで機能を実装することができるよう大幅な仕様変更が行われました。詳細は SketchViewModel breaking changes at 4.10 を参照ください。

バージョン 3.27

Arcade を利用したデータ アクセス

Arcade バージョン 1.5 で導入された FeatureSet 機能をポップアップ プロファイルで使用できるようになりました。同じレイヤーやフィーチャ サービス、マップにある他のフィーチャへアクセスして、ポップアップのコンテンツに利用できます。

※バージョン 3.x の開発およびリリースは、バージョン 4.x の API の開発が進み、バージョン 3.x の API と同等の機能が実装されるまで継続される予定ですが、バージョン 4.x で同等の機能が実装された後は、バージョン 4.x のみが新規開発の対象となります。
今後のバージョン 3.x のリリースとサポート計画に関しての詳細は、 製品ライフサイクルをご参照ください。

その他の更新情報や新機能については、ArcGIS for Developers の ArcGIS API for JavaScript 新機能(英語ページ)(バージョン 4.10/バージョン 3.27)をご参照ください。

■関連リンク

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Esri 社(米国)Web サイト: