写真のジオタグを使用して、ポイント フィーチャを作成してみよう!

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6 月 1 日は、日本写真協会より制定された「写真の日」だったのをみなさんはご存知でしたでしょうか?今日、GPS を内蔵したスマートフォンやデジタル カメラからは、写真を撮影した日付を確認するのと同じ感覚で、撮影された場所も知ることができます。

写真をはじめとした、さまざまなメディアに追加できる位置 (緯度・経度) 情報を示すデータはジオタグと呼ばれます。位置情報付きで SNS に投稿するなど、ジオタグがあることで、多種多様な活用が可能になります。

位置情報を扱う GIS にとっては、ジオタグの付いたメディアは親和性が非常に高いデータと言えます。

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ArcGIS でも、ジオタグを利用したマップを簡単に作成することが可能です。ArcGIS Desktop の [ジオタグ付き写真 → ポイント] ツールを使用することで、写真のジオタグをもとにポイント フィーチャを作成することができます。

※今回は ArcGIS Pro 2.3 を使用しました。

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このツールを実行する前に、[写真をアタッチメントとして追加] にチェックを入れると、ポップアップで写真を表示することも可能になります (Standard ライセンス以上のライセンスで可能です)。

[ジオタグを付加されていない写真を含める] のチェックを外すことで、ジオタグを含んでいない写真のポイント フィーチャは作成されないようになります。また、オプションの [無効な写真のリストが出力されるテーブル] を出力するよう設定することで、どの写真がジオタグを含んでいないのかをテーブルで確認できるようになります。

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なお、2019 年 3 月のバージョンアップにて ArcGIS Online 上でも、ジオタグ付きの JPEG 写真を .zip ファイルに圧縮してアップロードすることで、フィーチャ レイヤーを作成できるようにもなっています。

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今回作成したジオタグ付き写真のポイント レイヤーを ArcGIS Online の Web AppBuilder を使用して作成しました「わたしの写真撮影場所 アプリ」を公開しております。ぜひご覧ください。

みなさんも位置情報を簡単に活用できるジオタグを利用して、マップを作成してみてはいかがでしょうか。

■関連リンク

ArcGIS Online (2019 年 3 月アップデート) の新機能情報

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