ESRIジャパンでは、ArcGIS Pro で利用可能な便利なツールボックス「EJPyConv ツール」をオープンソースとして ESRIジャパンの GitHub で公開しています!今回は EJPyConv ツールに 4 つのツールを追加した EJPyConv_v1.2.0 を公開しました。
EJPyConv ツールとは?
EJPyConv ツールは、ArcGIS Pro 用の便利なツールが含まれている「ジオプロセシング ツールボックス」です。ArcGIS Pro へツールボックスとして追加することで、ジオプロセシング ツールとして利用することが可能です。各種ジオプロセシング ツールは、ArcPy を使って書かれたスクリプト ツールで、今回公開した EJPyConv_v1.2.0 では、4 つの追加ツールを含めた計 14 個のジオプロセシング ツールが含まれています (2019/6/21 時点)。
ツールボックスの追加内容
今回追加したツールは、ジオメトリを操作する以下の 4 つのジオプロセシング ツールです。ArcGIS Pro への設定方法は、GitHub 上のドキュメントをご参照ください。
図 – EJPyConv 追加ツールの機能イメージ
[ジオメトリ操作 – ツールセット]
・ポリゴンをラインで切断 (CutPolyWithLine)
・ポリゴンを穴埋め (PolyFillingUp)
・ポリゴン同士重なる領域を削除 (DelOverlapPoly)
・ラインをポイントで分断 (SplitLineAtPt)
ツールの使用イメージ
ArcGIS Pro に EJPyConv ツールを追加すると、普段お使いのツールボックスからジオプロセシング ツールを呼び出す手順と同様に使用していただくことができます。
例えば、「ポリゴンを穴埋め」ツールは、下図のように実行することができます。
ArcPy を利用して ArcGIS Pro のジオプロセシング ツールを拡張すると、ArcGIS Desktop の Standard、Advanced のライセンス レベルでしか使えなかった機能と同等の機能を作成することも可能です。GitHub では ArcPy のコードも公開しておりますので、一歩進んだ ArcGIS Pro の活用のために、お役立ていただければと思います。
免責事項
- 本ツールボックスに含まれるジオプロセシング ツールはサンプルとして提供しているものであり、Esri 製品の計画をサポートするための保証、サービスレベルアグリーメント (SLA)、製品ライフサイクルを提供しておりません。
- ツールボックスに含まれるジオプロセシング ツールによって生じた損害等の一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
- 弊社で提供している Esri 製品サポートサービスでは、本ツールに関しての Q&A サポートの受付を行っておりませんので、予めご了承の上、ご利用ください。
詳細は ESRIジャパン GitHub アカウントにおけるオープンソースへの貢献についてをご参照ください。
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