ArcMap が ArcGIS Pro へ進化しているように、ArcGIS Online も新しいマップ ビューアーの開発が進み、ベータ版として利用できるようになりました。ユーザー インターフェイスは現時点では英語のみのご提供となりますが、今回は新しいマップ ビューアーについてご紹介いたします。
ユーザー インターフェイスの刷新
レイヤーの追加やベースマップの変更、保存などの主要なツールは左側に、スタイルの変更やレイヤーのポップアップの構成などの詳細設定を行うツールは右側に配置されています。
パフォーマンスの向上
ArcGIS API for JavaScript 4x を使用して構築され、シンボルの変更やデータの絞り込みなど、高速描画が実現しました。
シンボルの変更
高速なフィルタリング
ポップアップの強化
画像をポップアップに表示できるようになりました。属性やテキストのリスト表示の切り替えや表示したい属性の選択が簡単に行えるようになりました。
シンボル表現の強化
ドット密度
統計データや事件や事故・犯罪情報、製品の販売などを表現しやすいドット密度が追加されました。
色の拡充
300 以上のカラーランプが提供され、マップの主題に応じた色が選びやすくなりました。その中でも 200 以上のカラーランプは視認性を高めるために「ColorOracle」というシミュレーターを用いて作成されています。
新しいマップ ビューアーへのアクセス方法
新しいマップ ビューアーは、[アプリ ランチャー] → [Map Viewer Beta]、または、Web マップのアイテム詳細ページで [Map Viewer で開く] のドロップダウン → [Map Viewer ベータ版で開く] で利用することができます。
※ マップ ビューアー ベータ版で作成した Web マップは、従来の Web マップと同様、テンプレートや Web AppBuilder、Operations Dashboard の Web アプリやカスタム アプリなどで利用することができます。
今後も機能拡充が行われていきますので、ぜひご興味がある方は利用してみてください!