ArcGIS Online の次期アップデート (2020 年 6 月末予定) 以降、標準 SQL クエリの使用が強制化されます。2018 年 9 月中旬以前に開設された ArcGIS Online 組織をご利用中のお客様は、標準 SQL クエリのみを許可するオプションを無効にしている可能性があります。2020 年 6 月のアップデート後は、それ以前の設定にかかわらず、ホストされているすべてのフィーチャ レイヤーに標準 SQL クエリが使用されます。これにより、ホスト フィーチャ レイヤーへのクエリがより簡単かつ安全になり、SQL インジェクション攻撃を防ぐことができます。
レガシー コンポーネント、カスタム コンポーネント、またはサードパーティ製コンポーネントをサポートするように構築された古いアプリケーションは、標準 SQL クエリをサポートしていない場合があります。これらのアプリケーションは、2020 年 6 月のアップデート後に標準 SQL クエリを使用するように更新する必要があります。
ArcGIS Online 組織が現在、標準 SQL クエリのみを許可の設定を無効にしている場合の対処法
組織内にデータをクエリできるレガシー アプリケーション、カスタム アプリケーション、またはサードパーティ製のアプリケーションがある場合は、それらのアプリケーションが標準 SQL 構文を使用していることを確認することをお勧めします。これを確認するには、ArcGIS Online 組織の設定で、標準 SQL クエリのみを許可の設定を有効にし、アプリケーションが期待通りに機能することをテストします。この設定は、影響を受けるアプリケーションで使用されるクエリ パターンに対処するための時間を確保するため、2020 年 6 月の ArcGIS Online アップデートの前に再び無効化することができます。
標準 SQL クエリのみを許可を有効化する方法
- ArcGIS Online 組織に管理者としてサイン インします
- サイトの上部にある [組織] をクリックして、[設定] タブをクリックします
- ページの左側にある [セキュリティ] をクリックします
- [ポリシー] セクションで [標準の SQL クエリのみを許可します] オプションを有効化します
設定の詳細については、ArcGIS Online ヘルプの「セキュリティ設定の構成」をご参照ください。
注意: 2020 年 6 月の ArcGIS Online のアップデートが実施されると、組織の設定ページで標準 SQL クエリを無効にするオプションは使用できなくなります。
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