みなさんは青森県を訪れたことがありますか?
青森県には、八甲田山をはじめとする山々や太平洋・日本海の美しい景観、ねぶた・ねぷた祭り、北国の風土ではぐくまれた食文化といった様々な観光資源があり、年間約 3500 万人の観光客が訪れています。そんな青森県の観光地を 3 つのモデル プランを通じてご紹介する「ストーリー マップで辿る青森県バーチャル観光ツアー」を ArcGIS StoryMaps を使って作成しました。
本ブログでは、より印象に残るストーリーの作成のために使用できる、ArcGIS StoryMaps ビルダーの機能をご紹介します。
3D シーンの追加
ストーリー中のマップや注釈をマップと共に表示できるサイドカーに 3D シーンを追加することができます。
本ストーリー マップでは、青森県の年間降雪量 10 年平均と立佞武多 (たちねぷた) の運行コースに 3D シーンを使用しています。
県の東部より西部の降雪量が多い傾向や酸ヶ湯の降雪量が突出している様子が一目でわかりますね。
バックグラウンド オーディオの追加
サイドカーのスライドにバックグラウンド オーディオを追加することができます。追加したバックグラウンド オーディオはスライドの表示とともに自動的に再生されます。
本ストーリー マップでは、立佞武多 (たちねぷた) の運行コースの 3D シーンにバックグラウンド オーディオを設定しています。地図や写真に音が加わることでより臨場感を生み出すことができます。
スワイプ ブロックの追加
スワイプ ブロックを追加することで、中央のスライダーを左右に動かして 2 枚の地図を比較することができます。左右に表示レイヤーの異なる同一の地図を設定しておけば、レイヤーの表示 / 非表示を切り替えることなく地図を比較することが可能です。
本ストーリー マップでは、弘前城周辺地域の今昔比較マップで使用しています。
スライダーを左右に動かして江戸時代の絵図と現代の地図を見比べると、町割があまり変化しておらず面影が残っていることがわかります。
ArcGIS StoryMaps ビルダーには他にも様々な機能があります。より効果的なストーリーテリングの手段として、ぜひご活用ください。
■関連リンク
・GIS 基礎解説:ストーリー マップ
・Learn ArcGIS:StoryMap のサイドカーの構築